切られたページは知っている

＊ ページ41

アーヤがそう言うと、和臣は大きくジャンプして、

指を鳴らした。





「イヤッホーッ！！」


その和臣を見るアーヤの目は怖かったけれど、

口元が緩んでるのも見えたから笑えた((





「じゃ、やっとそろったから、

部屋に戻って次の行動を決めようぜ。」





勢いにのった和臣に、和典がホールの時計をあおぎ見て言った。



「今日はもう遅い。」



それな。





「話は、月曜にしよう。」



和臣はあからさまに嫌な顔をした笑



「そんなこと言ってたら、捜査が遅れるじゃないか。」




和臣は、ノッたときにやるから時間は関係なし。





それを中断されておもしろくない和臣の気持ちは、

わからなくもないけど、外は真っ暗。







「簡単に整理だけしておこう。」



貴和が、和臣と和典の間に立つ。




「各自が仕事の受け持ちを決めて、やってくる。

で、月曜に結果を持ちよるんだ。いいだろ？」




そうすれば、捜査は進行する、ね。





わたしとアーヤ、そして和彦がうなずいて、

和臣たちがその後で賛成した。



シブシブって感じだったけど笑





「アーヤ、記録。」



言われて、アーヤが捜査会議記録ファイルを取り出す。





「今、解決していない問題点は？」



アーヤが、ファイルをめくりながら読みあげる。

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