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ページ39

「オレが考えてたのは、当事者であり、親である

加藤家の人間が誰も警察に届けてないのに、

他人であるオレたちが、勝手にそんなことをしてもいいのかってこと。」





届けてないのは、それなりの考えがあってのことだと思うし、

オレたちがいろいろする権利はないようにも思える。


警察については、本人達にまかせて、オレたちは

独自にオレたちだけで行動するのが正解なんじゃないかな。




貴和はそう続けて言った。





それに対してわたしはうなずく。


「貴和の意見に賛成。」




わたしたち2人の言葉を聞いて和臣が、勝ち誇ったように言った。



「これで4対1だな。小塚教授、君は?」


和臣が、和彦をしっかりあの大きな綺麗な目で見、

和彦は困ったようにうつむく。




和彦は、チラリとアーヤの顔色をうかがった。



それは、わたしたちに賛成したいけど、

アーヤをひとりにするのはかわいそう、という様子だった。





和彦は、優しいよね。





そんな和彦を見て、アーヤは言った。


「小塚くんがどっちの意見でも、もう同じでしょ。

そっちが4人なんだから。」




いい判断だわ。


このまま言い争ってても時間の無駄だし。






「いいわよ。多数決なんだから、あきらめるわ。」



アーヤがふてくされた口調で言うと、和臣は嬉しそうに言った。


「よし、決まりだ。」




それを見てなんかアーヤが、ほくそえんでるけど…



怪しい。








「バスが来た。」


和典が言って、みんなバス停のそばに集まる。



アーヤはそのいちばん後ろについた。





そのとき、わたしのすぐ後ろにいた貴和が、

その後ろにいたアーヤに言ったのが聞こえた。



「アーヤ、君が多数決を尊重したのはいいことだったよ。」



全体の決定に従わない者は、仲間じゃないからね。

って。




それはまるでアーヤを警告しているような言い方だった。


やっぱりアーヤはなにか企んでるんだ。







****************


最近全然更新してなくてごめんなさい!

借りたらすぐ書きます!(いや買えよ




まーお。

12☆仲間でいてほしい→←*



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フェアリー - すみません。ページ7の11行目のとこ、「ためすぎだろ」じゃなくて「だめすぎだろ」じゃないですか?間違ってたらすみませんm(_ _)m (2021年12月25日 19時) (レス) @page7 id: ebc545326a (このIDを非表示/違反報告)
- よかったです! (2020年1月5日 7時) (レス) id: d5e1d3b75f (このIDを非表示/違反報告)
まーお。(プロフ) - 星さん» ありがとうございます!合ってます!即直してきました! (2020年1月5日 4時) (レス) id: dbfd11264f (このIDを非表示/違反報告)
- 私が間違ってたらすみません! (2020年1月4日 19時) (レス) id: d5e1d3b75f (このIDを非表示/違反報告)
- こんにちは!えーっと、誤字を見つけました。ページ25の若武君の「上杉は、…」で、『かかわっら』と書いてあるところがあります。『関わった』ではないでしょうか? (2020年1月4日 19時) (レス) id: d5e1d3b75f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まーお。 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/9649c0265d1/  
作成日時:2018年5月15日 15時

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