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ミツバ篇 20 ページ32

沖田視点




総悟 「何度も姉上の邪魔をしやがる。ひでェ奴だ。ひでぇ奴だよ、ほんと…… 分かってまさァ。俺の姉上がそんなひでぇ奴に惚れるわきゃねぇってこと位。 本当はわかってた、いつ死ぬともしれねぇ身で野郎が姉上を受け入れるわきゃねぇってこと位。野郎が姉上の幸せを思って拒絶してたこと。 野郎も姉上の幸せを願ってた事位。」

…………静かな場所で、ブツブツとつぶやく


総悟 「分かってたんですよ。でも癪じゃないですかィ。野郎は気に食わねぇ、気に食わねぇ野郎でいいんでィ。 野郎には色々持ってかれたが、行かなきゃならねぇ。近藤さんには死ぬと言われたんでねィ。最後に地蔵にでも喋っておきたかった「その大事なもんに.あいつらも入ってんだろ」 旦那!」

目の下にいっがいクマがある旦那が目を覚ましていた。


銀時 「よく寝たぜ、さて。眠気覚ましに一丁行きますか。テメーの姉ちゃんにも友達って嘘ぶっこいちまったし。最後まで付き合うぜ。総一郎くん」

近藤さんと一緒だ。嘘が下手

総悟 「旦那……クマ 「チンピラに殴られた」 ゼッテェ嘘だろそれ」


姉上、俺は幸せもんでィ。長ぇ人生そう会えるもんじゃねぇ、そんな悪友を人生で4人も得たんだ。





in 港 土方視点





浪士 「話が違うでは無いか蔵馬殿。幕府の犬は抱き込んだと聞いたが?あれなるは真選組の鬼の副長土方十四郎。そして名前、年齢以外の全てが白紙の謎の女、月影Aだからな。アレに嗅ぎつけられたのならタダでは済むまい。時期に加勢も来るだろう」

蔵馬 「いや、加勢がくるのには遅すぎる。アイツら2人を殺せば大丈夫でしょう」


土方 「クッ……」

どう考えてもこの人数……俺とAだけでは勝てない。 そんな中、あいつは自分が傷ついていることに気づいてないんだろうか? 右足が折れているのに足を引き摺ってまで刀を振っている


土方 「俺も負けてらんねぇな…… A!行くぞ!」


A『……大きな声を出すな。土方の身体に障る…… 私は勝手について行くから。無茶するな』


なにが無茶するなだ。お前だって無茶してるくせに。
こういう時だけアホがどっか飛んでいく。
そう考え前を振り向くと そこには大勢の武器を持った浪士達がいた

A『………副長に手を出す前に私を殺せ…』


そう言って俺の前にAが出てくる

Aの腕には薔薇の模様が浮き出ている

コイツも危機を感じてるのか

こりゃ相当やべぇな…… 死ぬかもしれねぇ

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作者名:霊丸 | 作成日時:2019年12月11日 16時

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