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顔を上げて好きと言えば、爆豪は上げるなと言わんばかりに私の後頭部に手を回して自分の胸板へ引き寄せる。
『別に…煽ってないけど、』
「……」
『……前も言った通り、私。嫌じゃないよ？』
分かってる。
爆豪の言った意味も、私が言った意味も。
夢が怖いと泣きついてきたくせにこんな事言うなんてどうかと思うけど…
このまま手を出されてもいい。
それはもちろん今日じゃなくても。
いつでも。
私の頭の中を、爆豪でいっぱいにして欲しい。
爆豪なら私の中の消えない不安を全て消してくれるから。
他の事なんて考える余裕なんてないくらいに。
幸せでいっぱいに…
「…テメェ、知ってんのか」
『…？』
爆豪は私への腕の力を緩めると、
暗闇の中私を見つめる。
薄暗いが、一応は顔はうっすらと見える。
「…俺がどんだけ我慢してるか」
『…っ、』
…知ってる。
…というか、知ってた。
実は随分前…
私が気持ちを自覚する直前。
爆豪に押し倒されて襲われかけたから。
てっきり付き合い始めたら、爆豪はすぐに手を出してくるかと思った。
…そう思ったんだけど。
キスや、キスマーク。噛んだり、際どい所まで触れたり。そこまではあったのだが。
それ以上はなかったのだ。
つまり、シた事はない。
だけど、爆豪が我慢してたのは知ってる。
それは私を大切してくれているからだって事も。
『…我慢、しなくていいよ？』
私は前に言った事は変わらないよ。
爆豪となら嫌じゃない。
変わった事と言えば。
爆豪とがいいになった事。
…好きだから。
「……はぁあ、」
爆豪は私の言葉に盛大にため息をつく。今までにないくらいに。
そして。
『ば、爆豪？』
「………いいんだな？」
『うん、』
上半身を起き上がらせて私の髪に優しく触れ、私を熱っぽい視線で見下ろす爆豪に小さく頷くと。
「じゃあ、怖い夢なんか…忘れさせてやる」
熱っぽい吐息と一緒にそう耳元で囁かれた言葉に、私の体温は簡単に上がっていく。
「こっち向け」
『んっ、』
すぐに重ねられた唇に、力が抜ける、
『はぁ、……んん、』
離れたかと思えば、次は強く押し付けられ
下唇を甘噛みされて、痺れが体を走る。
『…っ、んぅ、』
爆豪のキスに
息が上がって
目眩がする。
「声、抑えとけよ」
『そ、んなっ…、』
そして、爆豪の指先は
私の服にかかった。
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麗葉 - 途中まで同士！って思ってたのに途中から爆豪くんといちゃつきやがって！もっとやって下さい← (6月16日 1時) (
レス) @page50 id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
まあり(プロフ) - 檸檬さん» 一気読み…！！そう言っていただけですごく嬉しいです（ ; ; ）！読んでくださりこちらこそありがとうございました！！ (2021年11月14日 21時) (レス) id: ff29d485fe (このIDを非表示/違反報告)
檸檬(プロフ) - 今日読み始めて最後まで読みました〜！もうとてもとても最高でございました……ありがとうございます(尊) (2021年11月14日 19時) (レス) @page50 id: 790fd21cd2 (このIDを非表示/違反報告)
まあり(プロフ) - ＠たまふさん» わーっっっ！！！嬉しすぎるお言葉です…！！きっかけだなんて！！ありがとうございます！！ (2021年2月1日 19時) (レス) id: ff29d485fe (このIDを非表示/違反報告)
＠たまふ - この小説、ヒロアカにハマったきっかけなんですよね… (2021年2月1日 15時) (レス) id: 89be39e03d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まあり
| 作成日時：2020年3月30日 17時
