顔面国宝に捧げます feat. 田舎女子

▼ 灰 谷 竜 胆 ページ10

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『 頬っぺた、痛そうでしたね 』

竜「 まぁ …… 痛かった 」

『 罪な人ですね、イケメンなだけに 』

竜「 まぁな 」


近くの椅子に座って、何故か会話をするあたし達


竜「 名前聞いていい?? 」

『 ヘドロペレスです 』

竜「 へ〜、変わった名前なんだな 」

『 嘘です、すいません 』

竜「 だわな。で、名前は?? 」

『 神城Aです 』

竜「 Aな、」


てゆーか、髪型と髪色しか見てなかったけど
よく見ると確かに騒がれるほどイケメンだな〜
目の色も凄いキレイだし。
あ、目の色に合わせた髪色なのかな??
センスあるな〜


竜「 センスあるのは知ってる 」

『 あれ、心の声漏れてました?? 』

竜「 ガッツリな 」

『 それは失礼しました 』

竜「 別にっ。てか、Aって最近会社に入ったよな?? 」

『 あー、はい 』

竜「 だよな、見ない顔だったからさ 」

『 え、それは会社の女性を全て認識してるってことですか?? 』

竜「 認識っつーか、寄ってくるからな 」

『 ハエですもんね 』

竜「 ハエ …… ?! 」

『 エサに集るハエにしか見えなかったです 』

竜「 斬新な脳ミソしてるんだな笑」

『 大変そーだな、って見てました 』

竜「 見てたんだ 」

『 はい、アナタ達の髪色を 』

竜「 は …… ?? 髪色?! 」

『 奇抜だな〜と、、東京は凄いですね、』

竜「 それを言うヤツもなかなか居なくて新鮮だわ 」

『 どうやってその髪色にしたんですか?? 』

竜「 美容院。紹介しよーか?? 」

『 是非!! わぁぁ〜何か胸のつっかえなくなった気分です 』

竜「 大袈裟:笑 」





意外とフレンドリーな竜胆さん
戻ることを忘れて、しばらく話をしていた





竜「 じゃあ、俺そろそろ行くわ 」

『 あ、はい 』

竜「 また会社で 」

『 でわ。』






早く美容院行きたいなあ〜、とスキップで戻った




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