顔面国宝に捧げます feat. 田舎女子

▽ 灰 谷 竜 胆 Side ページ31

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Aを送ってから、空いた場所に車を停車して
アンドルを持ったまま俯く ……



「 何してんだよ、俺は …… 」




日本最大の犯罪組織 " 梵天 " 。
その幹部である俺は、任務の為にとある会社に兄貴と乗り込んだ

女から情報を聞き出す為にハニトラをする
もちろん、行 為 に及ぶ場合もある

大抵の女は、キス1つすれば
「 何でも話すから〜♡ 」と猫なで声で言う

だから首領はビジュアル的に最高な俺らを
敢えて任務に付かせたんだと改めて理解する。


任務当日、
三途がいきなり俺たち兄弟の前に現れたかと思ったら

「 ほら、これ 」と袋に入った錠剤を渡してきた。

竜「 いや、おめぇみてーにヤクには興味ねぇよ 」と言うと

「 ちげー。ピルな 」と言った。

兄貴は、「 三途ナイスじゃ〜ん 」なんて言ってるし

念の為に、ポケットに入れた








まさか、それが
Aに使うことになるとは思いもしなかった

てか、止めれなかった。気持ち良過ぎて、、






アイツが会社に現れた日から
どこか、、目で追ってる自分がいた

正直、兄貴が言うように芋女だしタイプかって言われると違うけど



けど、なんて言うんだろ、、Aを見て

汚れを知らなさそうな瞳。色白で透き通った肌

興味が湧いて仕方なかった。




美容院で髪を染めたAをみて、
胸のドキドキが収まらなかった。むしろ初めてで戸惑った

兄貴との 行 為 を発見した時

すげー、苦しかった

兄貴ばっか、、ズリィとも思った



「 好きな人と …… 」Aにそう言われた時。

俺が誘えば、他の女は喜んで飛びつくのにお前は違った



全て違う。何もかも違う









竜「 はぁぁぁ …… 」



ドキドキが止まらないこの胸を誰か 止めてほしい。



Side END

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