顔面国宝に捧げます feat. 田舎女子

▽ 考 え る 人 の フ リ ページ13

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とある日。
休憩室の一角にある掃除ボックスの中で頭を抱えていた
その内容とは、



「 んっもぉぉ〜、見られちゃうって♡ 」

「 見せつけちゃう♡?? 俺はいいけど〜 」

「 やぁっ♡ " 蘭くん " たらぁ〜♡ 」




生憎様、この休憩室はかなり狭い
常でさえ息の詰まりそうなオフィスでの業務を終え
一息着く場所として利用していたAは
まさか 人が現れるとは思っておらず
出勤前にこっそり買った栗きんとんを頬張る最中であった

そんな時、ホラー顔負けで
いきなり人が現れ(かなりビックリした)

ましてや チュッ チュッ と音をたてながら登場するとか ……
咄嗟にボックスに逃げ込んだのが運の尽きだった



「 でもぉ〜♡ 蘭くんって人気だしぃ〜 嫉妬しちゃう♡ 」

蘭「 嫉妬するの〜♡?? 可愛いねっ♡ 」



なんだ、この甘々な会話は ……
甘い栗きんとんが余計に甘い



蘭「 でさ〜♡ 聞きたいことがあるんだけどぉ?? 」

「 蘭くんの為なら、何でも答えちゃうぅぅ♡ 」




常でさえ、限界突破を迎えそうなA
狭いんだよ!! 体痛いわ!! あ、吊った …… と心の中で叫ぶ




「 はぁぁんっ …… んんっ 」



女性の声と共に、何とも言えない水の音までする

あれ、この休憩室って水道あったけ …… ??

少し …… ほんの少しだけ

つった体をどうにかしたくて動く。それが間違いだった








「 " ダダダんっっ" 」





ボックスの中から勢いよく出てしまった!!











恐る、恐る



ゆっくりと目を開けると、
灰谷蘭さんと女性の飛び出そうな目が目の前にありました、笑





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