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涼音「うわー引くんですけど」
愛華「キッモ。マジでないわ」
男子の下品な会話が聞こえたのか
隣でディスる二人。
もう一方で
Aはボーッとしていた
普段は常にニコニコしている彼女だが
そのときは
どこかぎこちない表情にも見えた
気がつけば、
体育が始まる五分前で
教室からは人がほとんど居なくなり
Aと私の二人だけ。
「唯月、先に行ってていいよ」
「少しでもサボりたいからいいの!」
「………そっか。優しいね」
優しいのは彼女のほうだ
そしてようやく着替え出したA
「………あっ、ごめんね。」
「なに言ってんの。
Aは何一つ悪くないでしょ?」
「…………唯月、、」
今にも泣きそうな顔をするA
本人は何も悪くないのに
神様は残酷だ
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作者名:まいにちねむい | 作成日時:2019年2月21日 14時