今日:8 hit、昨日:2 hit、合計:98,822 hit
小｜中｜大
20 ページ20
.
.
唯月たちが教室に戻って
少し経った後、
いつもより少し早めに起きた柊。
学校に設置された
防犯カメラをそれぞれ確認するため
メガネをかけて
目の前のモニターをチェックする。
一通り見る限り
怪しい行動している生徒はおらず
みんな地べたで寝ていた。
まだ、しばらく来ないだろうと思い
ある人に電話を掛け始める
「………もしもし」
「柊だ。体調は大丈夫か？」
「まぁまぁですね……それより、」
「あっ、そうだ。
お前に言いたいことがあるんだ」
電話越しの相手は
弱々しい声の若い女性だった。
そんな彼女の言葉を遮り、彼は続ける
「お前の母さんが暴れてるそうだ」
「……そうですか。
でも私はもう決めたんです」
さっきの声とは思えない
何か強い決断したような声の彼女。
「………そうか。
………お前は強くなったな、住内。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 560人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まいにちねむい | 作成日時：2019年2月21日 14時
