1 ページ1
.
.
"アイツが憎い"
そう言った彼女の表情からは
冗談ではなく
本当に殺意があるように読み取れる。
「アイツが
他にも何かしたって言うのかよ」
「そうだよ!ハッキリしてよ!」
一人の女子生徒に
男女問わず大人数で責める光景は
赤の他人から見れば
間違いなくイジメに見えるだろう
しかし、
この状況の場合は違う
「はぁ……アンタ達はまだ
あいつの本当の姿に気づいてないだけ。
てか、いい加減しつこいんだけど?」
そう言って
教室から出て行ってしまう唯月。
取り残された者は
多くの不満を抱えながらも
先程、彼女が言っていた言葉の意味を
考えていた
「本当の姿ってどういうこと?」
「知らねぇよ。
ただアイツは俺たちの知らない
里見を知っている」
560人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:まいにちねむい | 作成日時:2019年2月21日 14時