いや違う、この本丸の主は私だ。【刀剣乱舞】

夢みたいな現実。１９ ページ19

「国俊…見習いさん動かないから強制連行していいかな？」

「んー…じゃあそうするか」


おう…心の中であんなに発狂したのに体は動いて無かったか、良かった。
いや逆に凄いな…

ん？ きょうせいれんこう…？



強制連行！？

どういう意味だろう〜
まさかのまさかで私を引きずる…じゃないよね？


「よいしょっと！」




……ち、違かったー！
引きずるんじゃなくてお姫様抱っこだったー！

嬉しいけど…嬉しいけどなんか違う！
自分より身長小さい子にされるのなんか複雑！！


「ほ、蛍丸さん！？ 下ろしてください！」

「だーめ！ 見習いさんが俺たちとご飯食べるのは決定事項なの〜」


んなっ強引な！？
拒否権すら見習いの私には無いと言うのか蛍は！

いやではないけどね！！


「ちょっ、蛍！
見習いさんはボクたちと話してたんだけど、！」

「だったら。
独占するなよな、粟田口。」


え、なに？ 波乱の予感？
え、やだ。なんかめんどくさくなりそう。

て、いうかさ…？



ほぼ私を挟んでケンカし始めないでくれる！？

立ち位置は、私の右側に粟田口派。左に愛染。その両方に挟まれる形で、私を抱っこしいてる蛍と、蛍になすすべなく抱っこされている私。

理解してもらえたでしょうか？


私は何で蛍と私が挟まれているのか分かりません。
軽い嫌がらせかな？


「わっ！！」

「キャァアア！！！？」





……………………お、まえらはぁ。


「鶴丸さん…ビックリしましたよ？」


こっちに夢中でコイツの存在を忘れていた。

この問題児…鶴丸国永の存在を。

夢みたいな現実。２０→←夢みたいな現実。１８

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す