【原神】無表情の私とホムンクルスの君【アルベド】 (ページ7)

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6話ページ7

カチャカチャという音で、目を覚ます。
ぼんやりした頭で辺りを見回すと、アルベドさんが何やら錬金術で研究をしているようだった。

アルベドさんの手元を覗き込むように、栄誉騎士さん達が立っている。

何をしているんだろう、とぼんやりと眺めているとパイモンさんが私に気付き、駆け寄ってくる。

パイモン「目が覚めたんだな！体調はどうだ？？」

そう尋ねられて、眠る前の不調が嘘みたいに快復していた。

『かなり良くなりました。ご心配をおかけしました。』

空「それなら良かった。アルベドがセシリアの花を使ってアロマを作ってくれてたみたいで。そのおかげもあるのかも。」

『そうだったんですね。ありがとうございます。』

そう言って、アルベドさんに頭を下げる。

アルベド「丁度、実験の材料が余ってたから。良かったら、何個か持って行くといい。」

そう言って、瓶を3つほど渡される。

『えっ、そんな、悪いですよ。ここまでして頂いたのに。』

そう言って返そうとするが、受け取って貰えない。

アルベド「君は、もう少し周りの人に甘えてもいいんじゃないかな。」

『で、でも』

アルベド「迷惑をかけちゃダメ、なんてルールはこの世界にはない。ここは、自由の国モンドだ。」

アルベド「それに、君が思ってる以上に周りの人はみんな君の世話を焼きたがっているんじゃないかな。」

パイモン「そうだぞ！アルベドの言う通りだ！！！」

パイモンさんの声に合わせて栄誉騎士さんも頭を縦に振る

『でも......』

そう口に出しながらも、反論が出来ないまましどろもどろになる。

アルベド「まぁ、君がどうするかも、君自身が決めることだ。」

アルベドさんはそれだけ言い放つと、ふいと顔を逸らしその場から立ち去った。

パイモン「お、おい！アルベド！」

空(珍しいな、アルベドがあんなムキになるの。)

私はまだ、過去のことに縛られている。

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更新が毎度遅くて申し訳ないです(汗)
たくさんのお気に入りや評価ありがとうございます！
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追伸ですが、主人公の神の目を風元素に変更しました。
本編に支障は全くないので、特に気にしなくて大丈夫ですが、一応ご報告させて頂きました！