150_理由[桃×黄]* ページ6
リクエストありがとうございます。いつも助かってます^^;
▶︎鬱 自傷(⚠︎かなり重ためです)(年齢操作有り)
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黄side
養護施設でアルバイトし始めて1年が経った
新しい子が入ってくる時は、職員総出で準備をするからすぐに分かるようになった
「 新しい子来るんですね 」
「 うん。今回の子は結構ハードだって 」
先輩はそう言ってテキパキと手を動かす
僕もその準備を手伝って、その日の午後、新しい子が施設に到着した
「 ………、 」
まるで骨に皮がついているだけみたいな細身の体には無数の包帯と傷跡
思わずその子を見て息を飲んだ
「 さとみくん。推定4歳前後です 」
「 これからよろしくね。さとみくん 」
先輩がさとみくんに挨拶をする。彼はピクリとも動かない
「 じゃあお世話は、るぅと。やってみな 」
「 、、へ? 」
確かに新しく来た子には一人お世話係の職員が就くっていう決まりだけど…
隣にいた職員に背中を押され、彼の前に立つ
「 …こ、こんにちは。さとみくん。るぅとです…よろしくね 」
長い前髪の間から見える真っ黒の目が僕を睨んだ
いや、いやいや。僕にできる?
あまりに異質なその新人くんに、ほかの子供たちも話しかけてこない
そんな彼にまずは施設内を案内する
トイレとかお風呂とか、子供が入ってはいけない部屋とか。
そして最後に連れてきたのはさとみくんの部屋
すでに荷物は他の職員が運んでくれたようで、少ない荷物と机とベッド
物の少ない小さな部屋。普段ならさとみくんくらいの年齢の子は同じ年齢の子たちと相部屋なのに、彼は個室だった
「 じゃあちょっと休憩して、もう少ししたら晩ご飯の時間だからまた来るね 」
部屋から出て、これからどうしていこうかなんて考えながら共有ルームへと戻った
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昼食を作るのを手伝いながら、子供たちと戯れているとドタバタと階段を駆け下りて来る音がして、降りてきた子は僕の手首を持って「なんか壁をずっと叩いてる人がいるの!幽霊かも!」と僕をその音の元へと連れていった
「 、っさとみくん 」
その音がするのはさとみくんの部屋からで、ノックをして中に入る
「 …ごめんなさい、ごめんなさい、、 」
彼はそう言いながら壁に何度も頭を打ち付けていた
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らふのすけ(プロフ) - たきこみごはんさん» リクエストありがとうございました🙌🏻今後ともよろしくお願いします🕊 (5月2日 19時) (レス) id: 75a74ec2d8 (このIDを非表示/違反報告)
らふのすけ(プロフ) - ぽさん» リクエストありがとうございます( ᵕᴗᵕ )多少お待たせしてしまうかと思いますが、気長にお待ちいただければと思います🙇♀️🙏 (5月2日 19時) (レス) id: 75a74ec2d8 (このIDを非表示/違反報告)
たきこみごはん(プロフ) - リクエストありがとうございます!。最高でした!らふのすけ様のお話大好きです! (4月30日 11時) (レス) @page47 id: 02876b26ba (このIDを非表示/違反報告)
ぽ(プロフ) - いつも小説を楽しく拝見しています!リクエストをさせて頂きたいです、黄くんのだいぶ長引いている夏風邪を全メンバーで看病して頂きたいです!その他細かい設定はお任せさせて頂きたいです。お願いします! (4月29日 23時) (レス) id: 46eeb8c8aa (このIDを非表示/違反報告)
たきこみごはん(プロフ) - アンケートやっておきました (4月16日 7時) (レス) @page35 id: 02876b26ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らふのすけ | 作成日時:2024年3月10日 2時