160_寝癖【水×黄】 ページ42
▶︎熱
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水side
「 けほっけほっ、、アア゙… 」
朝起きて顔を洗って、酷い寝癖を水でちょちょっと直して。
服を着替えて、帽子を被り貴重品だけを持って家を出た
「 …はぁざいます、、 」
事務所に入れば、スタッフさんが明るい声で挨拶を返してくれる
待っててくださいと言われた部屋に行き、空いていたソファーに腰を下ろした
「 …はぁ、、ゴホッゴホッ、、 」
あぁこれはダメなやつだ。絶対熱がある
測ってはないけど、感覚でわかるようになってきた
昨日からその気配はあって早めに寝たのだれど、早く寝たからって良くなるとかそんな簡単な事じゃなかったみたい
いい意味でも悪い意味でも歳を食ってきた僕は、見た目は若いと言われようともうすっかりアラサーの男らしい
あぁ体重い。なんて思いながら、靴を脱いでソファーに横になる
まだ他のメンバーは来ていないようだし、まだ何もしてないけどとりあえず休憩。と目を瞑った
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「 ころちゃん?ころんさーん? 」
「 、ん…?うわっっ! 」
「 いった! 」
ゆっくり目を開けるとキスできそうな距離にいたるぅとくん
びっくりして体を上げたものだからお互いのおでこがゴチンと音を立て当たった
「 いったぁ、、 」
おでこを擦りながら、おでこが痛いのか頭が痛いのか分からないけど頭が重い
「 なに、? 」
「 そろそろ撮影始まりますよ? 」
「 …ああ、w 」
じっと見られるその視線。るぅとくんから逃げるように立ち上がる
「 どこ行くんですか? 」
「 ぇ、、あぁ、といれ? 」
「 ころちゃん、風邪ひいてるでしょ? 」
「 …はぃ?いやいや元気だよ? 」
「 嘘つく必要ないのに。撮影お休みにしますか?……っところちゃん、! 」
少し歩いただけで咳が止まらなくて足の力が抜けた
なんとかるぅとくんにキャッチされ倒れることは無かったけど、胸が苦しくて咳が止まらない
「 落ち着いてください、ころちゃん 」
「 げほっけほ、、ッはぁっ、、はぁ、はぁ、、 」
「 、ゆっくり息しよ…ね、? 」
「 ね、ッ、、はぁ、るぅとくん、、やる、から…ッアは、、やるよ、、ゲホッ 」
「 分かりましたから。とりあえず今は落ち着きましょ 」
彼の服の袖を強く握りながら、自分はやれると訴える
熱とか咳とかだるいとか、そんなの関係なく僕はやるんだ
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らふのすけ(プロフ) - たきこみごはんさん» リクエストありがとうございました🙌🏻今後ともよろしくお願いします🕊 (5月2日 19時) (レス) id: 75a74ec2d8 (このIDを非表示/違反報告)
らふのすけ(プロフ) - ぽさん» リクエストありがとうございます( ᵕᴗᵕ )多少お待たせしてしまうかと思いますが、気長にお待ちいただければと思います🙇♀️🙏 (5月2日 19時) (レス) id: 75a74ec2d8 (このIDを非表示/違反報告)
たきこみごはん(プロフ) - リクエストありがとうございます!。最高でした!らふのすけ様のお話大好きです! (4月30日 11時) (レス) @page47 id: 02876b26ba (このIDを非表示/違反報告)
ぽ(プロフ) - いつも小説を楽しく拝見しています!リクエストをさせて頂きたいです、黄くんのだいぶ長引いている夏風邪を全メンバーで看病して頂きたいです!その他細かい設定はお任せさせて頂きたいです。お願いします! (4月29日 23時) (レス) id: 46eeb8c8aa (このIDを非表示/違反報告)
たきこみごはん(プロフ) - アンケートやっておきました (4月16日 7時) (レス) @page35 id: 02876b26ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らふのすけ | 作成日時:2024年3月10日 2時