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A side
いなくなった河村さん。そして残されたのはグミとビーフージャーキー。どうしたら犬じゃないって思ってもらえるか、そんなことを考えてビーフージャーキーを開封して1枚取り出す。グミはさすがに食べ過ぎな気がしたから。
『おっ、美味しい。』
kwmr｢伊泉、犬への道第一歩。ビーフージャーキーを食す｣
『河村さん！聞こえてますよ！』
kwmr｢飼い犬に威嚇されたら、悲しい気持ちになるね｣
『だからもう！犬じゃありませーん！』
オフィス中にに俺の叫び声が響く。申し訳ないけど悪いのは俺じゃないはず！すると肩を震わせて息が出来なそうなぐらい笑った航平くんが。
ko｢伊泉…クククッ、お、お手…ふふっ｣
『絶対やりません！』
ko｢なんでよ！俺にもお手して欲しい！｣
『いーやーでーす！犬じゃないのに！』
ko｢いつか噛まれそう。河村さん、躾しっかりお願いしますね！｣
kwmr｢任せておいて。｣
『任せておいて、じゃないんです！もう二度とやりませんからね！』
ko｢フリ？フリだろこれ｣
kwmr｢確実にフリだね。｣
『フリじゃない！福良さん！2人が！』
俺はQuizKnockの母親、福良さんに助けを求めた。
fkr｢ハイハイ、2人とも。伊泉が拗ねちゃうからそこまで｣
『福良さん…！』
ko｢はーい。ごめんね、伊泉｣
『…ご飯奢りで』
kwmr｢できるだけやらないように心がけるから。｣
『河村さんは、またやる！絶対やる！確実に！』
kwmr｢心がけるよ、｣
fkr｢河村もあんまりいじめないでね｣
kwmr｢善処するよ｣
QuizKnockの福良ママに伝えるとやっぱりなんでも片付くんだな。すごいな福良さん。野菜食べれないのは除いて。さっきまで俺をいじってた2人も今は席に座って仕事を始めてるし。
『福良さん！ありがとうございました！』
fkr｢いいえ〜。伊泉も、仕事頑張ってね｣
福良さんにお礼を伝えて、椅子の向きを変えてキーボードに手を乗せる。編集途中だった動画の編集を再開させる。
河村さんって大型犬より小型犬を手懐けてそうだけどなぁ
・
ちなみに後日談。あの動画で俺が少し睨んだところをスクショして河村さんがTwitterに載せてた。飼い犬に威嚇された。って。ファンの皆さんが飼い犬に威嚇された時の対処法リプライに送ってた。俺犬じゃないって何回言えばいいの？
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作者名：重曹 | 作成日時：2021年9月23日 23時
