野菜処理犬・伊泉 ページ13
fkr side
最近QuizKnockに入社した伊泉A。本人にいえば怒るけど、犬。犬系男子の部類だ。懐いた相手なら誰それ構わずしっぽを振って着いてくる。順応な犬。
そんな伊泉。俺にとってはすごく助かる存在なのだ。事の発端はつい先日のこと。その日は先方から貰った弁当を食べようと蓋を開けたら
fkr「うげっ、野菜…」
弁当には彩りを考えられて詰め込まれた野菜達。それを見てうげっと声が漏れてしまった。するとたまたま後ろを通り掛かった伊泉が
『あれ、福良さん野菜嫌いですか?』
fkr「うん、野菜得意じゃないんだよね」
『ええっ?!じゃあ、俺が食べていいですか?』
fkr「ええっ?!本当に?」
『はい、お腹すいてるので!』
そう言ってどこからか割り箸を持ってきて弁当に入った野菜ほとんど全てを食べてくれた。
『ご馳走様でした!美味しかったです!』
fkr「いやー、助かったよ、いずみ。」
『いいえ、大丈夫です!なんかあったら言ってくれればいつでも食べますので!』
さそう言い残して颯爽とどこかに行った。その時の伊泉はいつもカッコイイのに5割増ぐらいでイケメンに見えた。俺が女性だったら確実に惚れていたと思うぐらい。
そんな事があってからは彼は俺にとって、とても大切な存在になったのだ。
fkr「いずみー、これあげるよ。」
『あっ、ありがとうございます!』
fkr「いや、こっちもいつもありがとうね」
『全然気にしないでください!俺がしたくてしてるんで!』
izw「まただよ。福良さんの野菜処理班・伊泉」
kwmr「また、餌付けられてる、」
ymmt「野菜で餌付けられてるのも面白いですよね」
ko「福良さん、野菜食べてもらってる時だけ女の顔してるし」
sgi「こら、福良さん!野菜自分で食べる!」
上5人に何か言われてるけど気にしない。なぜかって?
fkr「いや、いずみが食べたいって。ね?」
『はい!』
だって、伊泉が自分から食べたいって言うから。成長期だから伊泉は。
fkr「いずみ、成長期だからいっぱい食べてもらわなきゃ」
izw「もう一般的な成長期通り過ぎてるけどな」
fkr「いずみはまだ伸びるよ。きっと」
sgi「あなたは健康に気を使って食べなさい。」
fkr「えー!」
『食べ終えました!美味しかったです!』
fkr「良かったよ、またあったら教えるね!」
俺は食べたくないし、伊泉は食べたい。ウィン・ウィンの関係だからいいでしょ?ね?
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作者名:重曹 | 作成日時:2021年9月23日 23時