269話 ページ35
それからしばらく、4人で談笑したあと…
｢…じゃあ、日も暮れてきたし、私達はもう帰りましょうか。｣
｢ああ、あんまり遅いとセンゴクさんたちの過保護が発動する…｣
｢？過保護？｣
｢いやなんでも。｣
席を立って帰る支度を整える。
｢……、A｣
｢！レイリー？｣
呼び捨て…？
じっと、私とロシーを彼はまた見つめていた。
｢本当に、君は変わった。
…、君と再会した8年前、君の海賊への恨みを抱えた瞳は
君を海軍に送った我々の罪悪感を慰さめた。｣
｢…、レイリー…｣
｢…我々と離れてからこれまで君は、あれほどまでの憎しみを抱えるほど苦労をしていたんだろう
……だが、8年前とは違って
今の君は負の感情に逃げず、受け入れ…
誰よりも強くなった。｣
｢！！！｣
その目は、ロシーとは違かった。
しかしとても見覚えがある目だった。
…父さんと父様の目
そして、あの男…ロジャーが私を見た時と、同じ目だった。
｢…ロシナンテ君と共に、強く生きなさい。｣
｢…っもちろんよ！｣
私はまた、私の背を押す手を知った。
｢…そしてロシナンテ君｣
｢…！｣
レイリーはロシーを手招きして呼んだ。
なにやらコソコソと話しているが、内容は聞こえない。
｢…？｣
なにやらロシーがより真剣なまなざしになって帰ってきたが
結局、その話の内容を知ることは無かった。
｢シャッキーさん、レイリー、世話になったわ。
きっとまた来ると約束する｣
｢俺もだ｣
｢ふふ、応援してるわよ、二人とも｣
チリンチリン…
ーーーーーーーー
｢…ドンキーちゃんに何を言ったの？レイさん｣
｢いやなに…『彼女たち』の運命に添う、選ばれた者の覚悟を
確かめただけだ。｣
『…ロシナンテ君
彼女をこれからも支え、人生を共にするというのなら
君にもなにか、不思議な運命が絡むことだろう。』
『！』
『……最悪死ぬこともありえる
それでも
Aのそばに居られるか。』
ーーーーーーーーー
｢…ご機嫌ね｣
｢いや、ふふ
あまりにも当然で、生まれた時からの定めとでも言うかのように、
彼は彼女を、自分の命だと言ったのだよ。｣
『当たり前だ。
出会う前から、俺の命はAに捧げられてる。
俺の命は、Aなんだ。』
ーーー
｢彼ならば、俺は言うことなしだが…
あいつが生きてたら、意地でもなにか文句を付けるのだろうな。｣
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ひはる(プロフ) - みかんちゃんさん» 感想ありがとうございます！！ワクワクしてくださってありがとうございます嬉しいです！今後もなるだけ早くそして楽しんでいただけるよう頑張りますのでよろしくお願いします！！ (2019年8月26日 11時) (
レス) id: 0be45b8a6a (このIDを非表示/違反報告)
ひはる(プロフ) - guririさん» レス遅くなってすみません！感想すごくすごく嬉しいです！！気まぐれやで掛け持ちも多い亀ですけど、そんな風に言っていただけて嬉しいですし凄いやる気出ました笑ありがとうございます！ (2019年8月26日 11時) (レス) id: 0be45b8a6a (このIDを非表示/違反報告)
みかんちゃん(プロフ) - 最初から一気読みしちゃいました！凄く面白くて、読んでいてワクワクしました！続編、お待ちしてます！ (2019年8月19日 10時) (レス) id: 5684880501 (このIDを非表示/違反報告)
guriri - 面白いです！続編が待ち遠しいです。 (2019年7月31日 17時) (レス) id: 5d86136675 (このIDを非表示/違反報告)
ひはる(プロフ) - ユッケさん» ありがとうございます！この作品あまりコメント来ないので結構みなさんどう思ってるか不安だったんです。わたしの理想を夢主にになってもらってまして、それを褒めていただけると本当に励みになりますありがとうございます！続編前回よりは早く出せるよう頑張りますね！ (2019年7月15日 0時) (レス) id: 0be45b8a6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひはる x他1人 | 作成日時：2019年6月24日 23時
