カタクリが愛した女は鬼でした。

Love-3 ページ4

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五つの島からなる国、キャナール王国。


左から、マヨル島、アサ島、マヒル島、ゴゼン島、ゴゴ島。

その名の通り、マヨル島はずっと夜、アサ島はずっと朝、マヒル島はずっと昼、ゴゼン島はずっと午前中、ゴゴ島はずっと午後中の時間帯になる。





貴方「我はこの国から離れとうない。」





そう言ったのは、マヨル島の第一皇女であるA。


第一皇子であるAの兄が、今、この島を治めている。

以前から、A皇女に対して、沢山のアプローチをしている皇子もいたのだが、今回は別件だった。





「しかし！」


「このままでは我が国は……！！」





家臣達が、必死に皇女を宥めるも、逆効果であった。





貴方「餓えや戦が多いときに、縁談の話を持ってこられても困るぞ。」





皇女の不機嫌度が、最高潮に達しそうだ。

家臣をギラリと睨むも、家臣達は負けじと皇女を説得する。





「この国を救えるのは、主様しかおらぬのです！！」


「そうです！」


「ビックマム様もこれで……」





貴方「多種族に加担するなと言うておろう！

我らは誇り高き鬼族じゃぞ！」





そう、このキャナール王国は国民全員が鬼族であった。

ワノ国出身の者もいる。









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