魔法のような儚い君

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『飛行訓練？』


先生「あぁ、月に1度だけやる。空を飛べるようになるぞ。」


いや、雑すぎ。


先生「ちなみに、お前以外の生徒はみんな飛べる。莉犬、飛んでみろ。」


莉犬「色々と語弊があるんだよね、この小説。…よっ！」


地面を一蹴りするとふわっと空を飛ぶ莉犬くん。


そのまま上へ登っていきくるっと回って見せる。


先生「まぁ、お前ならすぐやれるだろう。ほら莉犬の所まで行ってみろ。」


そんなむちゃな…


莉犬「大丈夫だよー、俺がちゃんと待ってるから！」


『うぅ…』


ﾄﾝｯ

地面を軽く蹴って「飛びたい」と願った。


ふわっ


さとみ「お、飛べたじゃん。」


『あ、待って。コントロールの仕方しらnうわぁぁぁ！！！』

右へ左へと揺れる。


『あばばばば！！』


先生「おお、元気いいな。」


ジェル「そんなこと言ってる場合じゃないでしょ。」



ななもり「莉犬くん！捕まえて！」


莉犬「りょーかーい！」






『目、目が回る…』


ギュッと目を瞑ると動きが止まる。



お腹ら辺に体温を感じる。






莉犬「はい、捕まえた。」

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