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そのまま続きますっ!!


ころん「分かってる。なーくんが言わなくても...」

ななもり「でもころんはもうひとつ嘘をついてる。」

ころん「え?」

ななもり「Aを傷つけたくないって気持ちに嘘ついて、無視したんだよ。」

ころん「っ!」

そうだ。僕はAを傷つけたくない...

どうして隠してしまったんだろうて。こんなに大切なこと。

ななもり「Aは嬉しかったはず。俺たちが普通であってくれること。」

ななもり「俺たちであってくれること。」

ころん「っ...ごめんなさい...ごめんなさい...」

ななもり「謝りに行こ。一緒にね。」

ころん「うん。」

ごめんね、A。

もう君を傷つけたりしない。今のままで君に好きを伝える。

魔法のせいにしてごめんね。ちゃんと伝えるから。魔法なんて使わない。

大好きだから、



Aside


あれからどれくらい経ったのかな。


しばらく寝てた気がする。


優しいなここは。誰も傷つかない。誰も失わない。

私が私でいられる場所...

そんな場所...他にもあったような気がする...


あぁ、そうだ。あの教室だ。

もうすっかり忘れていた。

他の所では隠れて生きてきたようものだけど、あそこなら私でいられる。


だけどもう...違うんだろうな。

私の場所はここにしか...多分ないんだろう。


モワッ


なにあれ?

数十メートル先に白い煙が立ち上がる。


『...あっ...』

みんなだ。ころんくんもいる。

なんでここに来たの?

ななもり「迎えに来たよ。」

なーくんは優しい笑みでそう言った。

『...嫌だ...戻りたくない...』

また傷つけてしまうのは嫌だ。自分が自分でなくなるのも嫌だ。

『私が私でいられるのはここしかないよ...』

ころん「ごめん...A。」

ころんくんは泣きそうな声で言った。

ころん「呪いのことわかってたのに...」

謝らないで、君は被害者。私がいるから...

ころん「もう呪いになんて頼らない。ありのままの僕でAに伝えるから。」

ころん「好きだから。」

やめてよ...そんなこと言ったら...戻りたくなるじゃん...

ななもり「みんな、Aのこと大好きだよ。呪いがなくても。」

莉犬「一緒に帰ろう、ね?」

『でも...ここは...ここでしか...』

ジェル「どんな世界に行ってもAはAでしかない。」

『え...』

るぅと「なにか違いますか?」

『違くないけど...』

さとみ「お前はお前。それだけが真実だ。」

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ゆるれ - 早く続きが読みたいです!!更新頑張ってください!! (2022年1月22日 6時) (レス) @page30 id: ab218b42ff (このIDを非表示/違反報告)
ましゅん2 - Ri_さん» 一緒だわー。てか、語彙力ぼく、20個頼んだのに、荷物行方不明・・・( (2021年7月26日 13時) (レス) id: 7315e1e280 (このIDを非表示/違反報告)
Ri_ - アホの化身さん» 語彙力1つ注文したのに未だに届かない・・・ (2021年4月5日 1時) (レス) id: d772f84a02 (このIDを非表示/違反報告)
アホの化身 - 語彙力の魔法欲しいなー (2021年4月3日 21時) (レス) id: 62410cc231 (このIDを非表示/違反報告)
Ri_(プロフ) - 待って…莉犬くんが捕まえてくれた所のお話抜けてる… (2021年2月2日 23時) (レス) id: b730aebedb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひかり | 作成日時:2021年1月7日 22時

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