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るぅとside

るぅと「魔法に中に...閉じこもっている?」

先生「そうだ。魔法がAを守るために貼ったものだろう。ただ寝ている訳では無い。」


あちこちに包帯をまかれた痛々しいA。

穏やかな表情は本当に寝ているだけに思えた。

さとみ「どうすれば戻ってくるんですか?」

先生「お前たち考えろ。」

先生は今までにないくらい低い声で言った。

先生「戻ってきて欲しい気持ちは分かる。だがな、これはAに取って命よりも大切な問題。」

先生「今はこの状態を本人は望んでいるだろう。」

先生「苦しませてしまうだけだ。そこを考えて行動しろ。」

先生は治癒室を出ていってしまった。

厳しいように聞こえるが、この中で1番Aを気遣っているのは先生だった。

ななもり「だからって...ずっと1人なんて...俺はさせたくない...」

るぅと「そうですね...だけど...」

Aを思えばもうしばらく...なんて考えてしまう。


僕らは答えのない問題にずっと迷っている。


一方から見ればそれが正解だが、一方から見れば拷問でしかないことを。



話し合いの結果、まずはころちゃんの方を優先することにした。

悔しいけど、それが今の僕たちにできる精一杯と考えた。

待っててねA。すぐ迎えに行くから。



ころんside

謹慎室に連れてこられてから2時間くらい経った。

なーくん達がやってきた。

そこで聞いたAの今。


ころん「そんな...僕のせいで...」

僕が自分勝手なことをした。その結果Aは魔法内に閉じこもってしまった。

ななもり「Aの呪いは知ってるよね?」

ころん「...はい。」

ななもり「俺たちS級の生徒ならその抑制くらいはできる。...なんでしなかったの?」

そう。僕はその魔法を途中で辞めた。

だから好きで好きでたまらなくなって...

ころん「嫌だった...」

ななもり「どうして?」

ころん「魔法で...Aへの思いを無かったかのようにするのが...嫌だった。」

ななもり「...」

この本当の気持ち...どうして消さなくちゃいけないの?

Aが好きだから。

無視なんてしたくなかった。

なーくんは黙って俺の横に座った。

ななもり「ころんの素直な所、俺はとっても尊敬している。」

ななもり「でもね、相手を傷つけてしまう素直は違うよ。」

ころん「...」

知ってる。誰よりもそれは1番理解しているつもり...

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ゆるれ - 早く続きが読みたいです!!更新頑張ってください!! (2022年1月22日 6時) (レス) @page30 id: ab218b42ff (このIDを非表示/違反報告)
ましゅん2 - Ri_さん» 一緒だわー。てか、語彙力ぼく、20個頼んだのに、荷物行方不明・・・( (2021年7月26日 13時) (レス) id: 7315e1e280 (このIDを非表示/違反報告)
Ri_ - アホの化身さん» 語彙力1つ注文したのに未だに届かない・・・ (2021年4月5日 1時) (レス) id: d772f84a02 (このIDを非表示/違反報告)
アホの化身 - 語彙力の魔法欲しいなー (2021年4月3日 21時) (レス) id: 62410cc231 (このIDを非表示/違反報告)
Ri_(プロフ) - 待って…莉犬くんが捕まえてくれた所のお話抜けてる… (2021年2月2日 23時) (レス) id: b730aebedb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひかり | 作成日時:2021年1月7日 22時

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