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薄暗い空間にただ1人ぽっかりと浮かぶ。



悲しい、虚しい、辛い


負の感情だけがその空間を

私を押しつぶすかのようにひしめき合っていた。



今まで狂わせてしまった人は知らない人や

関係が薄い人が多かった。

だから、今回ころんくんを狂わせてしまった事

私にとっては死にたいくらい嫌だった


大切な人を傷つけてしまうことが

大切な人が今まで通りではないことが

こんなに…


苦しいなんて…


知らなかった。


一生ここにいてもいいかもしれない。

私も分からないこの場所

私の中にある魔法が私を匿ってくれている。


だって痛くないもの。


ナイフで腕を刺しても、叩いても

傷は残れど痛みはなかった。


なんて優しい魔法なんだろう。


ここなら私だけで…

誰も傷つかない素敵な世界だね。






莉犬side


さとみ「俺と莉犬は東、ジェルとるぅとは西。」

莉犬「了解。 」


おれはさとちゃんとAを探した。

森だから視界は悪かったけど…

なんとしても早く見つけないと。

気持ちが早まるだけで一向にAは見つからなかった。


さとみ「くっそ…どこに…」

莉犬「っ!Aの匂いがする!」

甘い優しい香り。

この森は人里離れている。誰もいないはずの森からの

この香り。

まず間違いないだろう。

匂いを辿れば大きな木の下に着いた。

さとみ「本当にここか?」

莉犬「本当だよ!」


気の周りをぐるりと回ってみる。


さとみ「っ!いた!!」

叫んださとみくんはすぐ息を飲んだ。

おれはさとみくんの背中越しにその光景を見た。



地獄絵図。

その言葉が1番あってる気がした。

血まみれだった。

倒れていたAの姿からして

飛んでる最中に落ちたと考えられる。

打撲からか内出血もしていた。


でも、それより不明な点がある。

莉犬「何この傷…」

滅多刺しにされたような両腕。

殴られたような痣。

息はしていた。でも浅かった。


さとみ「瞬間移動する。捕まれ!」

Aを抱き抱えているさとみくんの肩に手を置いた。

莉犬「テレパシー…るぅとくんへ…」

そう唱えるとるぅとくんの脳内へ俺の言葉が伝わる。

るぅと「どうしたの?莉犬。」

莉犬「Aが見つかった。学園に戻る。意識不明。すごい怪我。」

テレパシーだから簡単に伝えることしか出来ない。

るぅと「分かった、すぐ戻る。」

そう言ってテレパシーは切れた。


気づけばそこはもう学園だった。

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ゆるれ - 早く続きが読みたいです!!更新頑張ってください!! (2022年1月22日 6時) (レス) @page30 id: ab218b42ff (このIDを非表示/違反報告)
ましゅん2 - Ri_さん» 一緒だわー。てか、語彙力ぼく、20個頼んだのに、荷物行方不明・・・( (2021年7月26日 13時) (レス) id: 7315e1e280 (このIDを非表示/違反報告)
Ri_ - アホの化身さん» 語彙力1つ注文したのに未だに届かない・・・ (2021年4月5日 1時) (レス) id: d772f84a02 (このIDを非表示/違反報告)
アホの化身 - 語彙力の魔法欲しいなー (2021年4月3日 21時) (レス) id: 62410cc231 (このIDを非表示/違反報告)
Ri_(プロフ) - 待って…莉犬くんが捕まえてくれた所のお話抜けてる… (2021年2月2日 23時) (レス) id: b730aebedb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひかり | 作成日時:2021年1月7日 22時

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