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いつだって大好きな人には笑っていてほしかった。


なんのゆがみのない優しい笑顔で。

でも、皆狂った。

その人なりの愛し方であっても傷つけてしまう愛し方は納得がいかなかった。



『ごめんなさい…』

ころん「…」

ななもり「寮に帰ろう。ころん、俺と来て。」

ころん「…ハイ。」


二人が先に遠くの空へ消えていく。


莉犬「俺たちも帰ろうか。」


『…』

あるけなかった。

「お前がいるせいで…」

「自分を壊したのはお前だ。」


思いあがってた。この人たちは大丈夫って。

なんの根拠もないくせに。


生きてる限り続くこの呪いに…

終わりなんてないのに…


るぅと「大丈夫ですか?」

『ごめんなさい…』

『もう誰にも…』







『会いたくない。』








さとみside


『会いたくない。』



ブワッ!!!


強い風の魔法がAを包んだ。

ジェル「A!!」


さとみ「強制魔法解除!!」

この技は禁じて。

強制的にどんな魔法も消してしまう。

その分消費される魔力も膨大だ。


さとみ「ハア…ハア…」

莉犬「大丈夫!?さとみ君!!!!」


さとみ「大…丈夫…Aは…」


るぅと「え…いません…」


さとみ「は…」


確かにそこにいたはずのAは姿を消していた。



ジェル「どこ行ったん!?」

莉犬「あんな不安定な状態で一人じゃ危ないよ!!」


さとみ「くそっ…探しに行くぞ!!」



外に出て気配を辿ろうとした。


るぅち「噓でしょ…」

莉犬「気配がまるでない…どういうこと!?」

先生「本来の魔力だろう。」

さとみ「うわっ!!先生!?どうしてここに!?」

先生「ななもりから連絡があった。Aを保護しに来たんだが…遅かったか。」


先生の話しでは、Aは今まで発揮の仕方がわからなかっただけで

誰よりも強大な力を持ち合わせていたらしい。

情緒が不安定になった今、コントロールが出来ず感情のまま…

「一人になる」という己の願いから痕跡を断ち逃げた…


先生「こうなれば捜索は厄介だぞ。」


莉犬「それでも探すよ。」

さとみ「一人になんてできねーよな。」



そこから始まった。



Aを探す俺たちのほんの僅かな旅が。

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ゆるれ - 早く続きが読みたいです!!更新頑張ってください!! (2022年1月22日 6時) (レス) @page30 id: ab218b42ff (このIDを非表示/違反報告)
ましゅん2 - Ri_さん» 一緒だわー。てか、語彙力ぼく、20個頼んだのに、荷物行方不明・・・( (2021年7月26日 13時) (レス) id: 7315e1e280 (このIDを非表示/違反報告)
Ri_ - アホの化身さん» 語彙力1つ注文したのに未だに届かない・・・ (2021年4月5日 1時) (レス) id: d772f84a02 (このIDを非表示/違反報告)
アホの化身 - 語彙力の魔法欲しいなー (2021年4月3日 21時) (レス) id: 62410cc231 (このIDを非表示/違反報告)
Ri_(プロフ) - 待って…莉犬くんが捕まえてくれた所のお話抜けてる… (2021年2月2日 23時) (レス) id: b730aebedb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひかり | 作成日時:2021年1月7日 22時

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