魔法のような儚い君

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さとみ「今まで上級の生徒をさらおうとしてたのは君なのは大体検討がついてる。」


え？前にもあったの？

それは初耳。

てか、この人誰やねん。


さとみ「そうだろう。ロウランド。」

ロウランド「ふっ…あのガキがここまで大きくなってるとは。久しいな。」


『知り合い…なの？』


ころんくんの服を軽く掴んだ。


ころん「彼は元々、学園の教師だった。でも、禁断の魔法を使って追放されたの。」


『禁断の…魔法…』


ころんくんは私がズレ落ちないように何度も体制を整える。


ころん「入ったら行けない図書館あるの教えたでしょ？そこの魔法をとこうとしたの。」

ころん「禁断の魔法でね。」


あの時、ころんくんが言ってた旧校舎の書庫。

私は知らないけど…何が封印されてるんだよね？


ロウランド「彼女が目覚めれば世界も征服できる。」

彼女？

封印されてるのは…人なの？


ロウランド「特にはその女の果てしない魔力が必要なんだ！」


ﾊﾞﾝｯ!!

るぅとくんがロウランドの顔の横スレスレに魔法の玉を打った。


るぅと「彼女はもう戻ってきてはいけない存在。何度言えばわかるんですか。」


るぅとくんは少しイラついていた。まるで何度もいいきかせてきたかのように。

ロウランド「彼女に…会いたいんだ！」

ななもり「ならもう消えてもらうしかないね。」


なーくんは両手を前に突き出し、呪文を唱えた。


ななもり「…消えろ。」

なーくんがそういった次の瞬間、老ランドは光に包まれて…消えた。




私は莉犬くんの治癒では治らなかった怪我に体力を使い


そのまま眠ってしまった。

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