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「どういうことなの?この短期間でさ。」
『いやー、ちょっとやらかしてしまった。』
奴との面会がガラス越しになった。
『簡単にいうと、悪化したから隔離状態。』
「簡単に言い過ぎ。」
少し顔色が悪い気もしないことはない。
ただいつも通りの笑顔。
「寝てたほうがいいんじゃな?」
『え!突然やさしい!』
「一生寝てれば。」
『急に冷たい!』
はあ…調子が狂うな。
どう接したらいいのかわかんなかったはずなのに…
自然と話せるようになった。
『しばらくしたらまた会えるからさ!』
「僕は会いたくないよ。」
『はあ?ゴホ…』
「今日はもう寝なよ。」
『そうさせてもらうよ。』
やけに素直。まだ体調が悪いんだ。
看護師「あら、もう帰るの?」
最近看護師さんまで認知し始めた。
「はい、辛そうだったので。」
看護師「また来てあげてね。」
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作者名:ひかり | 作成日時:2020年12月6日 0時