君の命の在処は。 (ページ20)

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るぅとside

コンコン…

るぅと「A〜？いますか？」

返事はない。

ドアを開けずに、彼女がいないことを知った僕は違和感を覚えた。

任務もない。リビングにもAはいなかった。

だとすれば、大抵彼女は部屋にいるはず。

るぅと「眠ってるのかな…失礼します。」

今はお昼。すこし眠くなる時間帯でもある。

まぁ、彼女がこの時間帯に寝ているのは連れてきた時しかない気がするけど。

ガチャ·····

るぅと「あれ、居ないんですか？」

部屋にAはいない。

ベットも綺麗に整えてある。

刀も置いてある。任務の時に着る服もだ。

莉犬「あれ、どうしたのー？るぅちゃん。」

るぅと「あ、莉犬。Aどこにいるか知ってる？」

莉犬「部屋に居ないの？」

るぅと「いない。」

莉犬「え〜？なーくんのとこかな？」

莉犬が暇そうだったので連行してAを探した。

るぅと「次の任務の打ち合わせしたいんだけどなー。」

莉犬「え、どことの任務？」

るぅと「最近でてきた「てゃん総極」ってとこ。早めに潰しとこうと思って。」

莉犬「こわー。」

大きな争いの元凶の芽は早めに積んどかないとね。

コンコン·····

ななもり「はーい。」

ガチャ

ななもり「るぅちゃんと莉犬くんじゃん。どぉしたの？」

ペンを止めて立ち上がってくれる。

机の周りには書類がぎっしり。

るぅと「Aが見当たらなくて·····」

ななもり「外雨だよね？ていうか、あんまり外に出ないと思うんだけど·····」

ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ!!!

ﾊﾞﾀﾝｯ!!!

ジェル「なーくん！！！！」

慌てて入ってきたのはずぶ濡れのジェルくんだった。

ジェル「Aが連れ去られた！！」

ななもり「え。」

るぅと「ど、どこにですか！？」

ジェル「てゃん総極や！！」

··········

めっちゃ書くの楽しいけど

「てゃん総極」で毎回笑ってしまう。