*私だって嫉妬するよ3 ページ6
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貴「……私、嫉妬してた。
リクオくん、あの時酔ってたし、とかで覚えてないから仕方ないって自分に言い訳して…自分の気持ちも、なかった事にしようとしたの…
嫉妬していたことを…なかったことにしようとした」
嫉妬した自分が醜くて汚いもののように思えて…こんな私は嫌われてしまうかもしれない…だから、自分の気持ちをなかった事にしたかった…
リクオくんにそう言うと、沈黙が訪れた。
あんなに素直になるのが怖かったのに、いざ心を決めて話しだすと、すらすら言葉が出てくることに正直自分に驚いている。
リ「…なんだ、一緒だな」
貴「え?」
リ「オレと一緒、だ」
目を見開いて、リクオくんを見た。
リクオくんは安心したかのようにふわりと笑い、垂れ桜の枝の上で私を抱き寄せた。
リ「Aって嫉妬したりしねぇのかなって思ってた。
オレは見たくねぇ…例え酔っていても、お前が他の男に触れたり、触れられたりしたら…」
貴「……ふっ」
リ「A?」
貴「ふふっ…どストレートだなぁリクオくん。
ずっと謝ろうとしてたんでしょ?もうわかってるよ…
同じだね、思うこと…」
リ「…そうだな。
本当に悪かった…不安にさせて」
貴「もういいよ〜」
ふわりと私はリクオくんに抱きつく。
リ「嫉妬してたってことはよ…」
貴「?」
リ「オレのことずっと思ってたってことでいいんだよな?」
貴「!……そうだよ、悪い?
リクオくんのこと……どうしようもないくらい好きなんだから…他の女の子に嫉妬ぐらいしちゃうよ」
リ「嬉しいねぇ」
貴「ばか…」
リ「いて」
とりあえず、リクオくんの腹に軽く腹パンいれました。
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黒なっち(プロフ) - リアビーバ-さん» 駄目ではないですよ!人気になりましょう!!これでぬら孫を好きになって小説が増えるといいですね (2018年11月4日 18時) (レス) id: 7cc44f4473 (このIDを非表示/違反報告)
リアビーバ- - 大変厚かましいのですが私の小説を紹介してもらえませんか?駄目だったら言ってください!「ぺコリ」 (2018年11月4日 16時) (レス) id: fa2d4be8dc (このIDを非表示/違反報告)
リアビーバ- - わかりましたっ無理言ってすみません・・・それと小説新しく進行したのでみてくださいっ (2018年11月4日 14時) (レス) id: fa2d4be8dc (このIDを非表示/違反報告)
黒なっち(プロフ) - リアビーバ-さん» ただいま速度制限がかかりもう少しになるかと…いやそろそろ直るはずです (2018年11月4日 14時) (レス) id: 7cc44f4473 (このIDを非表示/違反報告)
リアビーバ- - 読んでくださってありがとうございますっそれとリクエストのほうはもうすこしでできますか? (2018年11月4日 14時) (レス) id: fa2d4be8dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒なっち | 作成日時:2018年7月25日 22時