*帝都に棲む闇の主4 ページ48
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夫婦!?
貴「いきなり何言ってるんですか!?」
リ「何も…オレはあんたに惚れちまった。だからオレの女になれ」
貴「いやです!想いも通じてもないのに…そもそも私あなたのことどんな人なのかも知らないのに!」
リ「両思いになればいいのか?」
貴「あ、いや…そうなんですけど」
リ「よしわかった」
あ、諦めてくれるのかな?
リ「オレに惚れさせてやる」
全然違った…
リ「諦めたりしねえ…オレは欲しいものは必ず手に入れる。
オレはAが欲しい。
血が目的じゃあねえ。Aというひとりの女が欲しいんだ」
貴「な…///」
リ「だからAに会うたびにオレの想いをぶつけていく。
だから覚悟しろよ?」
そう言うと彼は私の頬にキスをした。
貴「ふぇ!?な、何を…」
リ「今日のところは勘弁してやるよ。だが次はすぐ会いにいく。その時は逃がしたりはしない」
彼は私に背を向ける。
リ「それとよ、勘違いしねえでほしい。オレは別に人間に危害を加えたりしない。
殺したりはしえよ」
貴「!……死者は出てない…」
リ「だろ?ただ10月31日はどうしても血が疼くんだ。こればっかりはどうしようもない」
貴「そ、そうなの…」
まあ…被害にあった人の中には嬉しそうな人もいたけど。
リ「んじゃ、オレ帰るわ」
貴「あ…」
リ「またな」
妖艶に笑いながら彼はいつのまにかその場にはいなかった。
もう…この日だけは出歩くのはやめよう。
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翌日
私は街でお買い物をしていた。
人混みに流されながら、私は誰かとぶつかってしまった。
貴「す、すみません!」
?「ああ、大丈夫です」
ぶつかった人は眼鏡をかけていて、私と同じ歳が近そうな少年だった。
ただ…不思議とその少年のことを知っているような気がした。
貴「ぶつかってごめんなさい。それじゃあ_____」
すぐ去ろうとしたら、少年は私の手を掴んだ。
?「また会ったね」
貴「え?あのっ」
?「昨日…言っただろ?逃がしたりはしない、て」
昨日…
貴「……まさか…」
?「すぐ会いにいくって言ったでしょ?
A」
どこへ行っても…きっとこの男から逃げられない。
この奴良リクオという帝都の闇の主に。
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黒なっち(プロフ) - リアビーバ-さん» 駄目ではないですよ!人気になりましょう!!これでぬら孫を好きになって小説が増えるといいですね (2018年11月4日 18時) (レス) id: 7cc44f4473 (このIDを非表示/違反報告)
リアビーバ- - 大変厚かましいのですが私の小説を紹介してもらえませんか?駄目だったら言ってください!「ぺコリ」 (2018年11月4日 16時) (レス) id: fa2d4be8dc (このIDを非表示/違反報告)
リアビーバ- - わかりましたっ無理言ってすみません・・・それと小説新しく進行したのでみてくださいっ (2018年11月4日 14時) (レス) id: fa2d4be8dc (このIDを非表示/違反報告)
黒なっち(プロフ) - リアビーバ-さん» ただいま速度制限がかかりもう少しになるかと…いやそろそろ直るはずです (2018年11月4日 14時) (レス) id: 7cc44f4473 (このIDを非表示/違反報告)
リアビーバ- - 読んでくださってありがとうございますっそれとリクエストのほうはもうすこしでできますか? (2018年11月4日 14時) (レス) id: fa2d4be8dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒なっち | 作成日時:2018年7月25日 22時