*我慢なんてしないで2 ページ43
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貴「…っ…ん…」
消毒のにおい…
ここは…保健室?
貴「あ、れ…?」
私いつのまにか気絶しちゃったの?
全然覚えてない。
?「あ、起きた?」
カーテンが開かれ、顔を覗かせたのは
貴「リクオ、くん…?」
リ「大丈夫?カナちゃんがAが倒れたって聞いたから心配したよ」
貴「ご、ごめん…」
いや、ちょっと待って?
なんかリクオくんの背後からすっっっごい黒いオーラが出てるんだけど?
ぉ、怒ってる。
これ絶対に怒ってらっしゃるよ!!??
リ「……Aさ」
貴「は、はぃ…」
リ「今日…アレなんでしょ?女の子日ってやつ」
貴「……うん」
ああああぁぁぁ……恥ずかしい。
リ「なんで我慢してたの?痛いんでしょ?」
貴「だ、だって…」
リ「…って、怒ってもしょうがないか」
貴「え?」
怒ってるわけじゃないの?
リ「ボクさ…その女の子日っていうのよくわからない。よく聞くけど…それ痛いってことだよね?
女の子じゃないからその痛さも辛さもどれくらいかわからない。
けどその女の子日って大切なことだって聞いた。
赤ちゃんを産むためにあるって、昔お母さんから聞いたことある」
貴「あ、はは…」
リ「でもA、痛いなら我慢しないでよ。もう遠慮なんてしなくていいんだよ」
ああ…そういえば四国の妖怪が襲撃しにやってきたときもそうだった。
私が熱を出して、リクオくんが頼れって言って怒ってくれたあの日…
私…また誰かを頼ろうとしなかった。
貴「ごめんね…もう…我慢しないよ…」
リ「うん、我慢しないでね。辛いならちゃんと頼るんだよ?」
貴「うん。ありがとう…ちゃんと頼るよ」
もう、何も我慢なんてしなくていいんだ。
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黒なっち(プロフ) - リアビーバ-さん» 駄目ではないですよ!人気になりましょう!!これでぬら孫を好きになって小説が増えるといいですね (2018年11月4日 18時) (レス) id: 7cc44f4473 (このIDを非表示/違反報告)
リアビーバ- - 大変厚かましいのですが私の小説を紹介してもらえませんか?駄目だったら言ってください!「ぺコリ」 (2018年11月4日 16時) (レス) id: fa2d4be8dc (このIDを非表示/違反報告)
リアビーバ- - わかりましたっ無理言ってすみません・・・それと小説新しく進行したのでみてくださいっ (2018年11月4日 14時) (レス) id: fa2d4be8dc (このIDを非表示/違反報告)
黒なっち(プロフ) - リアビーバ-さん» ただいま速度制限がかかりもう少しになるかと…いやそろそろ直るはずです (2018年11月4日 14時) (レス) id: 7cc44f4473 (このIDを非表示/違反報告)
リアビーバ- - 読んでくださってありがとうございますっそれとリクエストのほうはもうすこしでできますか? (2018年11月4日 14時) (レス) id: fa2d4be8dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒なっち | 作成日時:2018年7月25日 22時