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*復讐と樹木子8 ページ39






雪崩「もう知ってると思うが、ここは桜花の墓場。
桜花はここで命を散らした。
ここで力を使ったせいか、あの桜の木は散ることなく千年も咲き続け、木に霊力が宿るようになった。




この桜の木は一番寿命の長い神木。
そしてこの桜は特別で、霊気、妖気、更に生気を少しでも送ってくれるんだ」






黒「なるほど…だから木の上に」






雪崩「下にいるより上にいた方がいいからな。

しばらく待てば、Aはすぐに回復するだろう」









一方、リクオたちの方は、雪崩が氷麗たちに説明したことと同じことを話していた。








__________

_____






リクオside






しばらく待っていたら、だんだんとAの顔色がよくなってきた。







リ「A…」



時雨「もう大丈夫だ。後はお前らのところにいる医者に診てもらえ」




リ「すまねえ時雨。おかげでAは助かった。礼を言う」




時雨「いいさ」








眠っているAの寝顔を見る。


ちょうどこの位置は月の光が差し込んでAの顔がよく見える。


そして桜の花びらが数枚ほどAの周りに舞い落ちていた。

Aの頭にも落ちている。









_____桜の木の上に眠る少女







リ「はは…本当に桜姫みてえだ」








スゥスゥと寝息を立てるA。

まるで桜から生まれた少女。









時雨「オレも昔、桜花にそう呼んだことある」



リ「桜姫ってか?」






時雨「ああ。けどそう思っているのはオレだけじゃねえ。誰もが皆、桜花を見ると「桜姫」と思う。


そこにいるだけで桜花は美しかったんだろう」








なんか分かるな…オレだってAがそこにいるだけで美しいと思う。








リ「だが、Aが大人になればもっと綺麗なんだろうなぁ」


時雨「お熱いこって…」

リ「おう」


時雨「いいからさっさと戻って鴆とやらに診てもらえ」



リ「ああ。ありがとうな時雨、また来るわ」






Aを抱き上げて氷麗たちの元に戻る。
そこには雪崩がいた。



用も済んでAが無事だったことにみんなは一安心し、オレたちは出雲に奴良組まで送ってもらえた。





*復讐と樹木子9→←*復讐と樹木子7



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黒なっち(プロフ) - リアビーバ-さん» 駄目ではないですよ!人気になりましょう!!これでぬら孫を好きになって小説が増えるといいですね (2018年11月4日 18時) (レス) id: 7cc44f4473 (このIDを非表示/違反報告)
リアビーバ- - 大変厚かましいのですが私の小説を紹介してもらえませんか?駄目だったら言ってください!「ぺコリ」 (2018年11月4日 16時) (レス) id: fa2d4be8dc (このIDを非表示/違反報告)
リアビーバ- - わかりましたっ無理言ってすみません・・・それと小説新しく進行したのでみてくださいっ (2018年11月4日 14時) (レス) id: fa2d4be8dc (このIDを非表示/違反報告)
黒なっち(プロフ) - リアビーバ-さん» ただいま速度制限がかかりもう少しになるかと…いやそろそろ直るはずです (2018年11月4日 14時) (レス) id: 7cc44f4473 (このIDを非表示/違反報告)
リアビーバ- - 読んでくださってありがとうございますっそれとリクエストのほうはもうすこしでできますか? (2018年11月4日 14時) (レス) id: fa2d4be8dc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒なっち | 作成日時:2018年7月25日 22時

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