*復讐と樹木子3 ページ34
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貴女side
どこかの建物の中に私は縛り付けられていた。
私の周りにはネズミの妖怪達に囲まれた。
貴「…っ…痛っ…」
旧鼠組「オレを殴った罰だ!」
さっき無意識にフリスビーで殴った。
貴「っ…あなたたちの目的は何…私をどうするつもり」
旧鼠組2「答えは簡単。奴良組に復讐だ!!」
貴「復讐…?」
やっぱりこいつら……旧鼠組?
あの星矢という旧鼠の…下僕?
貴「…あんた達なんかに奴良組は負けないわ!」
旧鼠組「そう言ってられるのも今のうちにだ」
貴「なに…」
旧鼠組「奴良リクオに対抗するのはオレ達だけじゃねえ」
旧鼠組「オレ達には武器がある」
武器?
旧鼠組「おい、持って来い」
旧鼠組「ああ」
旧鼠のひとりが荷台に何かを乗せてきた
貴「…木…?」
旧鼠組「ただの木じゃねえよ」
ジッと木を見てみると、ガタガタと揺れだした。
すると木の真ん中辺りに「口」が現れた。
「イヒ…ヒヒヒ……」
貴「え…」
「イヒャハハハハハハハハハハハハヒャハハハハハハハハハハハハハギヒャハハハハアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」
貴「なに…!?」
突然木が笑い出した。
とても不気味な笑い声。
貴「な、なんなの…この木は…」
旧鼠組「こいつは
貴「樹木子?」
旧鼠組「こいつは死者の血を大量に吸って妖怪と化した木だ。血を養分として育ったからいつも血に飢えている。
木の下を通れば枝を伸ばして血を吸って殺す。
まさに「吸血木」だ」
旧鼠組「奴良リクオに復讐するために見つけたんだ」
樹木子が武器…
旧鼠組「お前、魂魅と呼ばれてる存在なんだろお?」
旧鼠組「お前の血は妖力を上げると聞いた。なら樹木子に血を吸わせれば、こいつは強くなる!!」
私を!?
だめ、そんなことしたら
貴「樹木子は血に飢えてるんでしょ!?私の血を吸ったりしたら____」
旧鼠組「うるせえ!!命乞いみたいなこと言ってんじゃねえ!!」
貴「きゃあ!」
旧鼠のひとりが私の腕を爪で引っ掻いた。
たらりとひとしずくの血が流れる。
樹木子はニンマリと笑った。
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黒なっち(プロフ) - リアビーバ-さん» 駄目ではないですよ!人気になりましょう!!これでぬら孫を好きになって小説が増えるといいですね (2018年11月4日 18時) (レス) id: 7cc44f4473 (このIDを非表示/違反報告)
リアビーバ- - 大変厚かましいのですが私の小説を紹介してもらえませんか?駄目だったら言ってください!「ぺコリ」 (2018年11月4日 16時) (レス) id: fa2d4be8dc (このIDを非表示/違反報告)
リアビーバ- - わかりましたっ無理言ってすみません・・・それと小説新しく進行したのでみてくださいっ (2018年11月4日 14時) (レス) id: fa2d4be8dc (このIDを非表示/違反報告)
黒なっち(プロフ) - リアビーバ-さん» ただいま速度制限がかかりもう少しになるかと…いやそろそろ直るはずです (2018年11月4日 14時) (レス) id: 7cc44f4473 (このIDを非表示/違反報告)
リアビーバ- - 読んでくださってありがとうございますっそれとリクエストのほうはもうすこしでできますか? (2018年11月4日 14時) (レス) id: fa2d4be8dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒なっち | 作成日時:2018年7月25日 22時