*そうだ海に行こう11 ページ17
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貴「あ、あの…リクオくん。私何かした?したなら謝るから…
怒らないで…ください」
リ「!!」
やばい…何か泣きそうになってきた。
私がリクオくんを怒らせてしまったのかと思うと、怖くて泣きそうになる。
リ「……悪りぃ、そんな顔をさせるつもりじゃなかったんだ」
貴「え…?」
リクオくんは私を抱き寄せて頭を撫でた。
貴「怒って、ないの…?」
リ「Aに怒ってるんじゃねえ…ただ嫌だったんだよ」
嫌だった?
貴「何が嫌だったの?」
リ「Aが他の男に触れられたのが…ナンパの時と栄螺鬼の時」
つまり…?
貴「嫉妬したの?」
リ「ああ…とにかく気に食わなかった。
あいつらをぶん殴りてぇほど…けどそんなことしたらAが悲しむに決まってる。
栄螺鬼の時はぶった斬りてぇと殺意が湧いちまった」
貴「でも私は許した」
リ「ああ…Aは無事だ。無事ならいいんだ…けど」
すっごい嫉妬してるんだね。
貴「私の時よりすごい嫉妬してる」
リ「……重いか?」
貴「全然。むしろ
私のことずっと思ってたってことでいいんだよね?」
リ「!!」
私はニヤッとしながらリクオくんの顔を見て言う。
リ「それ…前にオレが言ったやつ」
貴「いっつも私にドキドキさせるようなこと言ってるから…お返し」
私が嫉妬したときにリクオくんに言ったセリフ。
リ「はは…まいったねぇ。さっきまでイライラしてたのに、今のでもう吹っ飛んじまった」
貴「よかった」
機嫌直したみたい。
私はリクオくんが怒っていたことを忘れさせるかのように、ぎゅっと抱きついてリクオくんの胸に顔を埋めた。
貴「もっとイライラなくなった?」
リ「大胆だなA、もう全然ねえよ。すっかり消えちまった」
クイッと顎クイをするリクオくん。
リ「もう栄螺鬼のしたことにイラついてねぇ。あいつだって悪気はなかったんだしよ」
貴「うん」
優しいリクオくんだ。
やっぱり栄螺鬼がしたことにイラついていたんだ。
もういいみたい。
リ「帰るか」
貴「うん」
リ「あ、そうだ」
彼は私の耳元で囁いてこう言った。
リ「絆創膏、今度から貼るなよ?」
貴「!!??///」
首のキスマークのことかぁぁぁ!!
貼るなよ?だが断る!!←
その後、奴良組に帰ったら、もらった海産物を美味しくいただきました。
【END】
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黒なっち(プロフ) - リアビーバ-さん» 駄目ではないですよ!人気になりましょう!!これでぬら孫を好きになって小説が増えるといいですね (2018年11月4日 18時) (レス) id: 7cc44f4473 (このIDを非表示/違反報告)
リアビーバ- - 大変厚かましいのですが私の小説を紹介してもらえませんか?駄目だったら言ってください!「ぺコリ」 (2018年11月4日 16時) (レス) id: fa2d4be8dc (このIDを非表示/違反報告)
リアビーバ- - わかりましたっ無理言ってすみません・・・それと小説新しく進行したのでみてくださいっ (2018年11月4日 14時) (レス) id: fa2d4be8dc (このIDを非表示/違反報告)
黒なっち(プロフ) - リアビーバ-さん» ただいま速度制限がかかりもう少しになるかと…いやそろそろ直るはずです (2018年11月4日 14時) (レス) id: 7cc44f4473 (このIDを非表示/違反報告)
リアビーバ- - 読んでくださってありがとうございますっそれとリクエストのほうはもうすこしでできますか? (2018年11月4日 14時) (レス) id: fa2d4be8dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒なっち | 作成日時:2018年7月25日 22時