11 ページ11
・
「あっ煉獄せんせ〜、一緒にお昼食べましょ!!」
「我妻先生か!今日も元気そうだな!!」
やべぇ〜笑顔眩しい〜!!
社会科準備室の前通ってよかったすぎた。
天気もいいし中庭にあんまり人がいなかったので、外のベンチで2人で食べようということになった。
「うまい!」
「そうですね〜」
「うまい、うまい!!」
うまいうまいって飯が食べられる男に悪い人はいないのよ。
煉獄先生ってすごい育ち良さそうで可愛い。
「そういえば、最近伊黒とはどうなんだ」
「なんでみんなそんなこと言うんですか!?」
お弁当を広げながら突然小芭内の話がでたから、私は心底口に何か入る前でよかったと思った。
「あのー、もしかして煉獄先生って私が小芭内のこと好きだって気づいてました……?」
「逆に気づかれていないと思っていたのか!」
「ですよねぇ……」
どうやら、私って本当にわかりやすいみたい。
「恋愛相談とかっていけます?」
「もちろんだ!!」
もちろんなのかよ。
「私、これからどうしたらいいか全然分かんないんですよね。」
「わかんないとは?」
「や、なんていうか……絶対嫌われてるんですよねぇ小芭内に。それはもう、派手に」
大きな目をぱちくりさせた後で、「そうだな」と一瞬考える素振りを見せた。
そして目をカッと見開いた。
太陽の塔に似てる。
「好意を伝えることしかないのではないだろうか!ここまで距離が近くなってしまった以上、現状を打開する術はそれしかない!俺はそう思う!!」
「うう、煉獄先生ド正論かましすぎですぅ……」
早速涙目になった私を見て、はっはっはと豪快に笑ってる。
笑うんじゃねえよどいつもこいうも。
「難しいか?」
「そりゃあそうですよー。だって、好きって伝えて距離が出来たら、私もう生きていけないです。二度と学校なんか来てやりませんよ、それこそ切腹です切腹」
項垂れる私の背中をバシッと叩くから、「ぐえ、」と情けない声が出た。
「いたい!煉獄先生!」
そしてどこ見てんのよ。
「ならば練習するとしよう!」
・
697人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
和加 - 声出して笑ってしまうんですが。面白すぎです笑 (2021年2月3日 6時) (レス) id: 263e001d98 (このIDを非表示/違反報告)
いちごミルク(プロフ) - 完結お疲れ様です。面白かったです!! (2020年12月25日 15時) (レス) id: 00ab994726 (このIDを非表示/違反報告)
モブちゃん - キャァァァァァァ!キュンキュンするわ!伊黒さん、お幸せに! (2020年12月25日 7時) (レス) id: 2f84cbf165 (このIDを非表示/違反報告)
みゆきだいふく(プロフ) - 深紅さん» すみません爆笑しましたwwwwwww (2020年12月23日 21時) (レス) id: a48323ed49 (このIDを非表示/違反報告)
深紅(プロフ) - 私の中でLove so sweetが流れた (2020年12月23日 20時) (レス) id: 1de38023e0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みゆきだいふく | 作成日時:2020年12月2日 1時