#195《矛先》 ページ4
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白い箱に居た
両親は二人を捨てたので孤児院で生活をしており、多くの義兄弟が居た。
ある日一人の女性が孤児院の皆を引き取りに来た。皆は離れ離れにならないと喜び、ワクワクとした足取りで拠点へと向かう。────それが後に｢白い箱｣と呼ばれる場所であった。
既に中には椅子に座り、ジッとしている
それに比べ、ラクは誰とも喋らず食事以外は動かないので皆気味悪がり、ただ相手にしないだけであった。
いつからか日常は彼の手によって大きく変わった。
「きゃー！！」
誰かの悲鳴を聞き怒と喜来は目を大きく見開く。手には誰かの手と頭を持っていた。女性はラクの肩を強く掴み、｢流石だ｣｢良くやった｣と褒めていた。
それをアイが真似をした。標的は身体の弱い喜来だった。怒は喜来を助け、女性はアイを叱った。
臓器がやられ今にも死にそうな喜来を助けてくれと怒は泣いていた。そして怒は喜来の臓器の移植を選び死んだ。
片割れを亡くした喜来は泣き、いつしか怒の真似をしだした。喜来の怒りの矛先はいつしかラクに向いていた。
それをラクは知っていたのに何もせず、ただ逃げていた。
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水無月(プロフ) - 乾さん» 今更になってしまいますがありがとうございます！一時期題名が落ち着かない時がありましたが最後まで読んでいただきありがとうございました！！ (2018年8月10日 23時) (
レス) id: 07c7ef19ca (このIDを非表示/違反報告)
乾 - 完結おめでとうございます！！この作品は、名前が何度か変わっていましたがそんな連載当時から好きでした。素敵な作品をありがとうございました (2018年7月2日 18時) (レス) id: de2fb18392 (このIDを非表示/違反報告)
水無月(プロフ) - 瑠伊さん» ありがとうございます！素敵と言ってもらえてとても嬉しいです！！ (2018年4月24日 19時) (レス) id: 07c7ef19ca (このIDを非表示/違反報告)
水無月(プロフ) - 慶さん» ありがとうございます！面白いと感じてもらえてとても嬉しいです！！ (2018年4月24日 19時) (レス) id: 07c7ef19ca (このIDを非表示/違反報告)
水無月(プロフ) - 宮野 ミヤさん» ありがとうございます！気に入ってもらえとても嬉しいです！！ (2018年4月24日 19時) (レス) id: 07c7ef19ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水無月 | 作成日時：2017年12月27日 18時
