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リビングに戻ると、ソファーにお兄ちゃんがくつろいでいた。
『ねぇ、今日誰か家に来た？』
ジョンハン『うん？俺の友達が来たよ。』
『私の部屋に、その人、入ったりした？』
ジョンハン『いや、入ってないと思うけど。』
『そっか、』
その友人が、トイレと間違えて私の部屋に入ったのだろうか？
でも、それだけであんなに匂いが残るものなのだろうか、、、
ジョンハン『どうかしたの？』
『いや、私の部屋、いつもと違う匂いがした気がして、』
ジョンハン『匂い？』
『アロマみたいな、匂い、』
でも気のせいかも、そう言うと、
お兄ちゃんはそっか、と一言返した。
私の気の所為だったのだろうか、、、
静かな部屋に、ぼやっとテレビの音が広がる。
時計の秒針が動く度、カチカチと小さな音が耳に届く。
ジョンハン『それより、こっちおいで、A。』
『ん？』
ミルクみたいな優しい声がして、
お兄ちゃんの膝の上で向かい合うように座った。
ジョンハン『ちゅー、して？』
自分がいちばん綺麗に見える角度を知ってて、
傾けた顔を向けられる。
私よりずっと綺麗な顔をしてて、
兄妹なのに、なんでだろうってよく考える。
『ん......』
目を瞑って、自分の唇をそっと押し当てた。
ジョンハン『ん、、』
右手が優しく私の頬を撫でて、
お兄ちゃんがコツンと額を合わせた。
ジョンハン「、、、かわいいなぁ。」
ぐりぐりと擦り付けられた額が熱を持つ。
子供みたいに無邪気な笑顔を見せるお兄ちゃん。
『お兄ちゃん、アラサーの癖に童顔だよね。』
ジョンハン「ハハッ、それ褒めてないだろ。」
お兄ちゃんは今年で32歳になる。
スンチョルさんも含めて、私の周りはイケメンなおじさんに恵まれている。
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ozu__(プロフ) - 素敵なコメントをありがとうございます。 (2022年3月2日 13時) (
レス) id: bfe25aa6c9 (このIDを非表示/違反報告)
びぃだま - 更新してくださって感動です！！！なんだか文学的と言うか、伏線が散りばめられていて面白いなと思ってたので…これからもお時間のあるときに是非更新してください！ (2022年3月2日 1時) (レス) id: 4179bc5d94 (このIDを非表示/違反報告)
理緒(プロフ) - 好きな作品です！更新楽しみにしていますね！ (2020年10月14日 0時) (レス) id: 6918a06ad7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ozu__ | 作成日時：2020年4月23日 13時
