小南桐絵の姉は風間隊の万能手！ (ページ9)

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三雲Side
小南先輩が二人!?ありえない…
小「お姉ちゃん!!!!」
半泣き状態で例の明梨さん？に駆け寄る小南先輩。
しかもその「お姉ちゃん」は、少し背の高い高校生らしき男性におぶられて登場したのだ。男性の方は確か、風間隊の歌川先輩…だったハズだ

？「__さん、降ろしますよ」
二人は至近距離で話しているため、名前が聞こえなかった
正直、僕は明梨さん？が遊んでいるのでは、なんて思ってしまった。でも、僕はこのあと、この考えを酷く後悔することになる。【あのこと】を知らなかった僕は、ソファに横たわった明梨さん？に

三「あの、あなたが明梨さんですか？もしそうなら貴方は小南先輩と血縁者または深い間柄なんでしょうか？」
などと問いただしてしまった。
すると

？「はぁ？きみ馬鹿なの？」

と隣から声がして、僕はすぐに誰だかわかった。少し前、宇佐見先輩に聞いたことがある、風間隊で唯一のSE持ちで、すぐに憎まれ口を叩くひとがいる。と
そのひとは確か…

三「菊地原先輩？」

菊「っていうか君誰？まぁいいや君さ、

何様なわけ？」
どういうことだ…？

菊「わかんない？これだけ人が心配とかしてんのに一人だけ呑気に質問タイム？今一番大変なの、誰かわかって質問してるわけ？」

大変？ただふざけているだけじゃないのか？
菊「それと、さっき明梨さんが歌川に運ばれてるときに君何遊んでるんだみたいな目でみてたけどさぁ…
君、明梨さんの身になったことないくせに勝手なこと考えないでくれる？わからないでしょ？身の回りのストレスになりそうなもの避けて、みんなと同じように好き勝手できなくて、でも自分を責めても他の人を責めてもストレスになりうるし、そんなことじゃ解決できないからってずっと一人で溜め込んで…どう？これでわかった？遊んでるわけ無いでしょ。君のそのメガネってなんのためにあるの？」