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蓮「ごめん急に」
『なに改まって、いつもじゃん』
蓮「まあ、そうなんやけど笑」
『お邪魔します〜、ん、カレーの匂いがする！』
蓮「今日のご飯はカレーです♡」
『んー！！！可愛い！！！！』
蓮「なんそれ笑笑」
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料理が趣味だという蓮は
私が家に行く度に、ご飯を作っていてくれている
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蓮「さあ、お食べくださいな」
『んふ、なんかいいよね、いっつも主婦みたいで』
蓮「性別が違うのよ笑」
『いただきまーす、あ、うま』
蓮「まだ食べてないでしょうが」
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カレーを食べる私の姿を蓮はいつもにこにこして見てくる
そんなに食べてる姿がアホ面なのか突っ込みたくなるが
蓮がなんか幸せそうだから何も言わずに放っておいている
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蓮「Aと出会ってからどんくらいだっけね」
『5年ですよ、5年』
蓮「おお、よく覚えとるね」
『そりゃあねえ』
蓮「...よく外で会うようになってからくらいのこと覚えてる？」
『...まさか、私があなた様に告白したことでしょうか』
蓮「うん、ドンピシャ笑」
『覚えてるよ、だって...豪快に振られたもん』
蓮「そんときはね笑」
『...それがどうしました？』
突然の話題に頭が真っ白になり
ああ今度は告白せずに振られるんかな
5年間続いた関係も終わりかな
ネガティブなことが頭をよぎりだんだんカレーの味も分かんなくなってきた
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蓮「...絶対に笑わんで聞いてくれる？」
『...うん』
蓮「俺ね、来月から東京の店舗に転勤になるの」
『...え、嘘でしょ...』
蓮「...ほんと」
『...』
蓮「だから、...A、俺についてきてくれん？」
『...え？』
蓮「...急がないから、すぐにじゃなくていいから」
『...うん』
蓮「...結婚してくれん？」
『.......は』
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いつどこで買ったのか分かんないけど
目の前に、指輪が２つ並んでいた
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『...返事は今でもいいんですか』
蓮「...はい」
『...5年前に一目惚れしてから、私はずっと蓮しか好きじゃなかった。...1度告白して振られた後は怖くて一度も好きって言えなかったけど、私はずっと、...今も蓮が一番好き。』
蓮「...うん」
『私も、貴方とずっと一緒にいたいです」
蓮「...いいの？」
『もちろん、...てかなんで泣いてるの笑』
蓮「いや、泣いてないし、なに言いよると」
『やめてよ、なんか私も泣きそうになる笑』
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有り余る幸せに包まれて
私の泣き顔はきっと世界一不細工だろう
ただ、今私は世界で一番幸せだ
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リエ - お話全部全部大好きです！毎日読んでます！美大生さんのお話がまた読めるようになれば嬉しいです。これからもずっと応援してます！！ (2021年8月26日 22時) (
レス) id: 011c73e51d (このIDを非表示/違反報告)
みぺ - どのお話も長編で読みたいぐらいきゅんきゅんします！いつも楽しみです！ (2021年7月4日 0時) (レス) id: 58efb808d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハム | 作成日時：2021年6月30日 19時
