にゃんだふる。 YG (ページ41)

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知りたくなかったページ41

YG「……忘れもん？」

「はい」

YG「………」

もう周りにはうちの会社の人が見当たらず

「ユンギさん」

YG「…ん？」

「ユンギさんを忘れたんです」

YG「っ、は？……バカだな」

「バカなんです」

YG「あいつらは？」

「気楽に呑みに行きました…荷物中ですよね？あっちで待ってますね」

YG「いや、このまま帰れる…でも

今日は、ひとりにさせて欲しい」

知らなかったんだ…
それなのにあんなに平気な顔をしてみせて

「そう…ですか、分かりました。お疲れ様でした！………また明日」

私の方が泣きそうになってしまい
くるっと方向をまた戻った道へ向き直して
下を向く

YG「やっぱり。一緒、帰ろ」

手首を掴まれて、涙がポロリとしてしまった

YG「なんでお前が泣いてんだよ、笑」

「だってっ……」

YG「チビと3人で呑むか、俺、車だからノンアルだったし……行くぞ」

マーケットに寄って、お酒やおつまみを買って
ユンギさんの家にお邪魔する

YG「ん、これ着とけ」

ボフッと投げられたのはユンギさんのスウェット
動きずらかったから助かる

「お借りします。ミン、ただいま」

空気を察してるのかユンギさんの変化に気付いてるのか、ミンは私に挨拶をしたままユンギさんに擦り寄った

YG「なんだよ、お前まで…笑」