Starbucks Diary (ページ13)

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１３天才と天才１ページ13

入ってきたのは白のトレーナーをダボッと着た金髪くるくるふわふわな髪型の人。ジーンズを履いている脚は細くて背もスラッと高い。

カッコイイ…

『いらっしゃいまs…』

その人を迎える挨拶を言いかけた時

「…ミョンホくん？」

私は咄嗟にスングァナの方を見た。

彼はドアの前に立つその人をじっと見つめていた。
それに応えるようにその人はニコッと微笑む。

「やあ」

その「やあ」を聞いた瞬間スングァナはパアッと笑顔になってカウンターから出た。

「久しぶり！元気だった？」

「うん、元気」

「全然連絡とれなかったからさ～、どしたの急に」

「色々一段落ついたから久しぶりに来てみたのすんちゃんにも会いたかったし」

「なにそれ嬉しすぎるも～」

さっきからスングァナの反応がちょいちょい乙女だ…。

呆然と２人を見つめる私とハンソルくんに気づいてスングァナはん“ンッと咳払いをした。

「ミョンホくんちょっと２人に挨拶して」

「うん」

背中を軽く押して促したスングァナ。

「はじめましてソ･ミョンホですよろしくおねがいします」

そしてペコリと深々お辞儀をするミョンホさん。

私とハンソルくんは同時にお辞儀をした。

顔を上げたときミョンホさんと目が合った。

なんだろうこの人…
口角はキュッと上がってるのに目が笑ってない。

「ほら入って！何飲む？」

スングァナが彼の背中を押してカウンター席まで導いた。

私はハンソルくんの手元にある新聞に視線を向けた。ちょうどさっきの写真が目にはいる。

ソ･ミョンホ… ＩＱ１８０の天才…
目の前に座ってるこの人のことだ。