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宮舘「 薬は飲んだの？、A。」
戻ってくると舘様が心配そうに聞いてくれる
下痢か、それとも生理痛か……そこまできちんと予測しての質問だと思う
「 朝飲んできたけど……こればかりは、ね。 」
そう答えると生理だと確信したらしく、顔を見合わせてお互いに苦笑い
こういう時に下手に追求してこないのは本当に助かるなぁ
そこに来たのは、心配そうな表情を浮かべた康二
向井「 Aちゃん、あんまり無理せんでな〜？ 」
きっと彼は生理なことを分かっていない
冷房とかの影響で冷えちゃって、下痢とかそこらだと思っているんじゃないかな
「 うん…ありがとうね、笑笑 」
その後も練習を繰り返し
一旦、少し長めの休憩をとることになった
佐久間「 A〜！ 」
子犬のように駆けて来てくれたのは、いつもと違って可愛らしいさっくん
「 どうしたの？ 」
佐久間「 んー？なんでもない！ 」
そう言いながら、ゆっくりお腹をさすってくれるさっくんは優しさの塊、なのか？
彼は私が生理なのを多分気付いている
前に生理になった時も、いち早く気付いてくれたのはさっくんだけだったから
まぁこの前はそのまま襲われたんだけどね
だから今回もちょっと警戒していたんだけど、前回結構イライラしていたからそれを察してか、今日は襲ってくる気がなさそう
阿部「 ……A。ほら、 」
どこからかブランケットを持ってきてくれた阿部ちゃんがらそれをポイと私に投げつける
「 、童貞くん…… ！」
阿部「 お前、ブランケット捨てるよ？ 」
きっと、さっくんに言われるまで私が生理なのは気付いていなかったと思うんだけど……
それでも自分に出来ることを…って、ブランケットを取りに行ってくれたのかな
2人の優しさを感じながら痛みに耐えていると、のそりのそりとゆっくり近付いてきたのは目黒
目黒「 何？ 生理？ 」
多分こいつはデリカシーが欠如している
渡辺「 え！？生理！って！？ え！ 」
そしてそれに反応するのは5歳児
「 目黒も翔太もうるさい……。 」
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作者名：FON
| 作成日時：2020年8月8日 11時
