− 淘汰

２『 常識 』 ページ7

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次の日からジェシーさんによるスパルタ教育が始まった





朝から晩まで付きっきりで指導してくださるのは、本当にありがたいけれど……正直疲れる

それでも、この世界で上手く生きていくため

…どうせ元の世界には戻れないんだから
この世界で平和に生きていこうと思うと、自然とやる気がみなぎってくる















「 人間、使い魔、悪魔 …、」










分かったことは3つあった






この世界には、人間と使い魔と悪魔と呼ばれる3種類の生き物が存在するということ


人間は使い魔と共存しており、使い魔は悪魔から人間を護ってくれるということ


そして、その見返りとして使い魔は人間から体液を貰って生活をしているということ















「 使い魔は、人間の食事とか取らないんですか？ 」



ジェシー「 はい。お腹も空きませんし睡眠も必要として居ません。羽を所持しているため、空を飛び回り住居を持たないものがほとんどです。 」











使い魔というのは、どうやらハイブリッドな存在らしい


……人間の体液を貰うということを除いては













その使い魔を所持しているのが 人間で


中でも高い地位に君臨しているのがこの "帝都" と呼ばれる地域の王族であるあの3人



王様だと思った彼、松村北斗様は第1王子
私の結婚相手となる方だ


そして中性的な顔をしていらっしゃった方が第2王子の京本大我様


ピンク頭が第3王子の田中樹様







彼らの両側に2体ずつ居たのがきっと彼らの使い魔
まだ詳しく知らないけれど……
















ジェシー「 また何かあったらお呼びくださいませ。図書館にこの国の資料など置いておりますのでどうぞ行ってみてはいかがでしょう。 」











そして私に勉強を教えてくれているのが執事長兼教育係のジェシーさん

その見習いがラウールくん













長かったお勉強会も終わり、ジェシーさんが扉を開いて出て行った

入れ替わりに入ってくるのは例の少年















ラウール「 A様ー！！！遊びましょ！ 」









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