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*






いいなぁ、またこの2体と出かけたい

そんな想いを抱きながら、若干の名残惜しさを残して足の向きを変える














だけど












男「 何してんだよ!! 」










突然、聞こえたのは男の怒号



和気あいあいとしていた雰囲気が一瞬で崩れ去った

周りの視線は、男へと向いていて
もちろん私の視線も男へと一直線

その男は、足元にいる使い魔の頭を靴で踏んでいる











使い魔「 すみません……… 」


男「 さっさと働け!使い魔のくせに、 」












残酷で、だけど異様なその光景
釘付けになって、目が離せない


何が起こっているの……?





男が使い魔を叱っていて、だけどその叱り方は尋常ではない
言うなれば、異常




まるで、奴_*隷と主人かのような関係に見える

人間と使い魔って平等じゃないの?










思い返せば、確かに使い魔は人間に従順に仕えていた

夜中に掃除をしていたり、いつでも傍にいてお守りをしていたり
確かに平等ではないのかもしれない
だけど、こんなのあんまりだ……









私が見てきた使い魔と人間の姿は、手を取り合って助け合うような
そんな支え合いの関係だと思っていた













異様な光景、な はずなのに

周りの人はちらりと一瞥すると、そのまま何事も無かったように振る舞う
















「 ねぇ………あれって、普通なの? 」









聞いてはいけない気がした

だけど止められないのが、好奇心
聞かれた2体は、少し困ったように笑うと顔を見合せる











向井「 あー………普通、かもな。うん。使い魔ってそういう立ち位置やから。 」












康二は苦笑いを貼り付けたまま、目を逸らして頭をかく

彼らにとっても、聞かれたくはないことなのだろうか
それでも今の私は、そんな緩い返事で納得が出来ない

そんな雰囲気を察したのか、今度は蓮が口を開いた














目黒「 まぁ前よりはマシになったかな?悪魔が出てきてから、俺らも人間様の役に立つようなことができるようになったから。 」











その目は何かを諦めたような、そんな瞳






悪魔退治は使い魔にしか出来ない
つまり、使い魔が居ないと人間は生きていけない
そして、使い魔は人間の体液で生きている






それなら、この世界は平等で
利害の一致なはずなのに







*

・→←『 現実 』



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FON(プロフ) - 如月ヨシノ。さん» 優しいお言葉をありがとうございます;_;ただいま移行しましたので後半戦も宜しくお願いします! (2020年9月14日 12時) (レス) id: 916dce426a (このIDを非表示/違反報告)
如月ヨシノ。(プロフ) - 新作いそがなくても大丈夫ですよ!FONさんのペースで頑張ってください! (2020年8月30日 7時) (レス) id: 3bc10946d5 (このIDを非表示/違反報告)
FON(プロフ) - aoiさん» コメントありがとうございます(^^)わぁ嬉しいです!!後半戦も楽しんで頂けるように頑張りますので移行後も宜しくお願いします! (2020年8月27日 23時) (レス) id: 916dce426a (このIDを非表示/違反報告)
FON(プロフ) - 蕾華さん» コメントありがとうございます(^^)えーんそんなこと言っていただけて光栄です;_;これからもお互いに執筆活動頑張りましょうね!移行後も宜しくお願いします! (2020年8月27日 23時) (レス) id: 916dce426a (このIDを非表示/違反報告)
FON(プロフ) - 如月ヨシノ。さん» コメントありがとうございます(^^)そんなこと言っていただけて嬉しい限りです!これからもお互いに執筆活動頑張りましょうね;_;! (2020年8月27日 23時) (レス) id: 916dce426a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:FON | 作成日時:2020年4月21日 12時

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