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その左に座るピンク頭が話し出す
北斗……というのは、多分あの王様の人だろう
在り来りな方法だが頬をつねっても、足を叩いても痛みは感じる
つまりこれは夢じゃない
大我「 あぁ、この国の博士で阿部って奴がいるんだけど……ここには居ないみたいだね。研究が忙しいのかな?後で会いにいくといいよ。 」
「 は、はぁ……。 」
右に座る中性的な顔をした男もきっと身分が上なのだろう
王様と王子といったところか
それにしても姫とはどういうことだろう
ジェシー「 この国でこれからお過ごしして頂くために、姫には教養など身につけて頂く必要があります故。執事長である私と見習いのラウールが姫様の生活をサポートさせて頂きます。 」
私が了承する間もなく話はどんどん進んでいく
異世界の住人である私が、国の姫となる
はぁ……典型的なそういうやつじゃん、
ジェシー「 それにあたりまして、姫はここから使い魔をひとり選んでもらいます。 」
「 つ、使い魔……? 」
ジェシー「 ええ。……そちらの世界には、居ませんでしたか? 」
「 居ませんよ、そんなの! 」
確かに北斗様たち3人のお傍には、人間の容姿とは少し異なる半分獣のような方達がいた
1人につき2人ずつ
6体が私を見て頭を下げた
ラウール「 さっきの佐久間くんみたいな人だよ!魔法を使って人間を守ってくれるの! 」
言われてみれば、6人の頭には角のような耳のような…人間とは思えない何かがくっついているし
前から見ても分かるくらい大きな羽が着いていた
ジェシー「 ほほお、佐久間ともう出会いましたか?彼はこの国で最強の使い魔ですよ。 」
確かに、一瞬で化け物を倒していた彼は相当強いのかも
それにしてもこの国で最強とは……
ジェシー「 彼ならどんな敵からも姫様を守ってくださることでしょう。
どうです?彼を使い魔にしてみては。 」
佐久間「 俺は嫌だよ。 」
鋭いひとこと
それは突然だった
いつの間に立っていたのだろう
扉に寄りかかるようにして、先程見たばかりの金髪が風になびいている
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FON(プロフ) - 如月ヨシノ。さん» 優しいお言葉をありがとうございます;_;ただいま移行しましたので後半戦も宜しくお願いします! (2020年9月14日 12時) (レス) id: 916dce426a (このIDを非表示/違反報告)
如月ヨシノ。(プロフ) - 新作いそがなくても大丈夫ですよ!FONさんのペースで頑張ってください! (2020年8月30日 7時) (レス) id: 3bc10946d5 (このIDを非表示/違反報告)
FON(プロフ) - aoiさん» コメントありがとうございます(^^)わぁ嬉しいです!!後半戦も楽しんで頂けるように頑張りますので移行後も宜しくお願いします! (2020年8月27日 23時) (レス) id: 916dce426a (このIDを非表示/違反報告)
FON(プロフ) - 蕾華さん» コメントありがとうございます(^^)えーんそんなこと言っていただけて光栄です;_;これからもお互いに執筆活動頑張りましょうね!移行後も宜しくお願いします! (2020年8月27日 23時) (レス) id: 916dce426a (このIDを非表示/違反報告)
FON(プロフ) - 如月ヨシノ。さん» コメントありがとうございます(^^)そんなこと言っていただけて嬉しい限りです!これからもお互いに執筆活動頑張りましょうね;_;! (2020年8月27日 23時) (レス) id: 916dce426a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:FON | 作成日時:2020年4月21日 12時