≠ ぱられる 2

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向井「岩本軍、本当に出兵予定だったらしいで！めめが止めて事情聞いたら、色々誤解があったらしいなぁ……で、今それが解けたらしくいわもっちゃんが北斗くんに謝ったらしいで、笑」









意気揚々に話す向井さん
その言葉を聞いて、喜びのあまり思わず腰が抜けてしまった









「っ本当に本当に、ありがとうございます……」









良かった………止められた………

北斗様も樹さんも大我様もみんな生きている
それだけで涙が出るほど嬉しかった

ひとまず、私の使命は終わったんだ












だけど、そんな私を見て向井さんは首を傾げていた






















向井「……んでも、何でそんなことわかったん？この出兵についても、岩本軍は一切外部に漏らしてないゆーとるんやけど………」









不思議そうに私を見つめる

その目は、少し不信感があるようにも見えた









そうなるのも無理はないだろう

秘密裏に動いていた計画が、素性もよく分からない女に見破られていたなんておかしな話だ


ぱられるわーるどなんて言っても信じてもらえるとは思えないし
かといってこのままじゃ、スパイかと疑われても仕方がない



……どうしよう、なんて答えたら、












向井「………んー、、まぁええか！平和になったことやし！ほな、西の国満喫しぃや！」








向井さんは私が困っているのを悟ったのか、頭をくしゃくしゃっと撫でて笑いかけてくださった


多分こういうところが国民に愛されるところだと思う
でも正直助かったのも事実

多分、北の国でこんな状況だったら間違いなく切られていた











向井「めめももうすぐ到着するみたいやし……あー！あと旦那さんも迎えに来るらしいで」


「…北斗様も……？」















思わず聞き返してしまったその声若干震えていたと思う

向井さんの言葉に素直に喜べない自分がいた





…北斗様がいらっしゃる



嬉しいけど、だけど…

そうなると間違いなく私は北の国へ戻されるだろう















？『西の国に滞在して。』









彼の言葉が脳裏をよぎった












「あの………もう少しこの国にいることは可能でしょうか、？」













理由は分からないけど
今の私はここに居ないといけないんだ







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