≠ ぱられる 2

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飛行機とかヘリコプターともまた違った感じ
初めての乗り物に少しワクワクする









向井「まぁこれもごっつ値が張るから、国内でも俺くらいしか持ってへんけどな笑」









2人きりの室内
向井さんといると、会話が途切れることはなかった









向井「えっと……北斗くんの正室？なんだっけ。うっすら聞いたことあるようなないような……」


「あっ、まだ正式ではないので…、」


向井「あぁそうなんや！結婚式は呼んでぇな〜？」









ニコニコ笑う向井さん




そういえば、さっきから北斗くん〜とか結婚式に呼んで〜とか、相当権力者なのか？と疑問に感じていた

しかもこの乗り物も国内で自分しか持っていないって言ってたし








………え、まさか

















向井「あ、自己紹介まだやったな！西の国の領主やってんねん、向井康二って言います。よろしゅうな？お姫さん」









やっぱり、領主様だ

いや話を聞いていればもしかしたら分かったかもしれないけど、それでも領主様がこんな無防備にフラフラ出歩いていいのだろうか









「！、領主様とは知らずに、御無礼な行動を申し訳ございません……」


向井「ええのええの！俺、そういう堅苦しいのやってへんから！笑」








乗り物の下では平民たちがが上を見上げて手を振っている
それに応えるように向井さんも手を振っていて



あぁここの国民は向井さんのことを愛しているんだな

そう実感した



北の国とはまた違った雰囲気を感じる












向井「ほな着いたで。降りぃや。」








空の旅はいつの間にか終わっていたらしい





降ろされた場所は……ビル
高層ビルとしか思えない建物

なるほど、城といっても西の国は現代感が強いのか









私が圧倒されていると、何やらまた電話がかかってきたらしい









向井「あ、もしもし…めめ？どないした？………おんおん、

…………ほぉ！ほんまか！隣にいるお姫さんにも伝えとくわぁ。ほんまありがとうな！」













電話を切るやいなや
向井さんはぱっと表情を明るくして、私の手を強く握った





















向井「東の国の反乱止めれたらしいで！！」









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