≠ ぱられる 2

『美しきも人間の性である』 ページ36

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迎えた当日



皆さんには早朝に連絡をして、全員の都合が合う夜に集合してもらうことになった











樹「これでいいの？」

渡辺「何か、簡単？だね。」










光が差し込中央区の森

そこに私と高地と慎太郎が立ち
残りの11人が見守ってくれる











優吾「A、北斗に本当のことは話したの？」











ふと高地が私にしか聞こえないような声で語りかけてきた











「え？」

優吾「もうここには戻るつもりないんだろう……？」











私は北斗様に、きっと戻ってくると伝えた
ずっとそばに居るとお応えした

………そんなの全部嘘なのに





本当のことなど何一つとして、私はお伝えすることが出来ていなかった











「……ううん、言ってないよ。
ほら、もしかしたらいつか会えるかもしれないじゃん？」


優吾「お前、……」











高地は呆れたように、何か言いかけたけど
それもやめたいみたい




何でだろうね、私が凄く辛そうな顔をしていたからかな












慎太郎「ほら！！光がどんどん強くなるよ！2人とも早く！」











慎太郎に急かされて光の前へと急ぐ



光が私たちを吸い込むようなそんな感覚に陥る



あの時と一緒
トンネルを抜けた時や
1回目のパラレルワールドから帰ってきた時みたいに














阿部「本当に光っている……」

岩本「あんま信じていなかったけどまじなんだな、」

宮舘「綺麗ですね………」













皆さんが口々におっしゃる



私はもうここから居なくならないといけないんだ



こんな優しい人たちとせっかく出会たのに、























私たち3人を囲うようにして立つ、11人






沢山の迷惑をかけて
そして沢山の愛情を貰った













「皆さん、本当にお世話になりました」









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