≠ ぱられる 2

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「ご理解していただき、ありがとうございます」


宮舘「岩本軍も納得しているのでしょう？もちろん戦争など起きないのだったらすぐにでも向かいますよ。」








岩本軍もその日だけは争わないという意志を持っていることを、お伝えして
どうにかこの件は承諾して貰えた










あまりにもすんなりと任務が遂行してしまって少し寂しい気もする

もう帰るのかな
そそくさと荷物をまとめ始めた目黒さんを見ていると、宮舘さんが声をかけてくださった











宮舘「今日はこのまま泊まっていかれます？姫が来られるとのことで、美味しいディナーをご用意させて頂いていますが……」

「本当ですか？それなら！」










願ってもない提案に、食い気味に答える私

それとは対照的に目黒さんの足は玄関へと向いていた









目黒「私は帰らせて頂きます。彼女のことを頼みました。」


宮舘「おや？目黒くんの分も用意していますよ、お忙しいのなら止めませんが………」










宮舘さんが少し悲しげな顔をする

その顔を見ていたら何だか目黒さんにも食べて欲しくなってしまい












「目黒さんも、食べていかれませんか、？」









気付いた時には声をかけていた


せっかくの宮舘さんのご好意だ
受け取るに越したことはない

目黒さんは私の言葉に目を細めて驚いていたけれど、













目黒「………ではお言葉に甘えて。」









足の向きをくるりと変えて荷物を置いてくださった


嬉しそうに微笑む宮舘さんがシェフを呼びに行った隙に、目黒さんが私にそっと耳打ち













目黒「俺がいると休まらないかと思ったのに。」

「ふふ目黒さんってそんなふうに気が遣えるんですね？」

目黒「お前また襲われてぇのか。」









何だかんだ私のことを姫扱いしない目黒さんと居るのは気が休まっていたのかもしれない


こうやってタメ口を使われて友達のような会話をするのはこちらの世界に来てから久しぶりだったから







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