≠ ぱられる 2

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「えっと…………」













あぁだめだ混乱してきた
こっち側とか向こう側とか色々情報が多すぎる






ラウールさんは私が苦い顔をしたのを見逃さなかったらしく、ニコニコしたまま私の頭が追いつくのを待ってくれた
















まず、こっちの世界の人が全員無事であること
次に、その人たちが全員光の前に集まること
そして、向こうに戻る人が見送られること






これが条件ということか






いや整理しても何だか難しいし、訳が分からない……
















ラウール「まぁ今のところ高地くんと慎太郎くん？は、存在確認しているからあれだけど、問題は残りをどうやってその光まで来てもらうかだよね〜？」













あぁそういうことか
ようやく理解が追いついてきた











こっち側の人全員というのは
こちら側に消えた樹たち3人と新たに連れてきた8人の、ぱられるでの姿






その11人を生きたまま連れてこいということ






そして、私と高地と慎太郎が彼らに見送られたまま向こうの世界に戻る







すると、13人全員帰れるってこと………？












何ともややこしすぎないか？






おそるおそる顔を上げると、ラウールはニヤニヤ笑っている






















ラウール「北斗、樹、大我は協力してくれそうだけど…残りの君が連れてきた8人はどうだろうね？笑……さーて、頑張って？」









あぁそうだ、どうやって連れてくるかが問題なんだ





ただでさえ国のトップがそう簡単に動くとは思えない

ましてや、領主様が全員揃うなんて無謀すぎる……


しかも、まだ宮舘くんと渡辺くんにいたってはどこにいるかさえも分かっていない
















ラウール「君が順調に人集め出来たらまた僕が登場するから〜まぁこれが最期の挨拶にならないことを祈るよ、ばいばーい。」













私が悩んでいる間にも彼の姿は消えていた



私がやらなくてはいけないことは想像以上に大変な仕事であることを自覚させられた夜だった
























目黒「………………」









…

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