【名探偵コナン】夢色traveler6

traveler249 ページ9

コナン｢Aさん。そんなに謝らないで。Aさんは被害者であって何も悪いことしてないじゃん。｣





『でも……すっごく迷惑かけたよ？オマケにいらん心配まで……。』





コナン｢今回は無事だったんだし、次気をつければいいと思うよ？｣





『そう？いや、そう言って貰えると、幾分か心が楽なんだけど……あと、コナンくんはいつから”Aさん”呼びに変わってしまったんだい？もう”Aお姉さん”とは呼んでくれないのかい？』





コナン｢なんでそこに引っかかるんだよ！！別に呼び方なんていいだろ！？｣





『…………私が君の正体を知ったことによって恥ずかしくなったとか？それともコナンの皮を被ってない時とそうでない時の見分け方か？』





コナン｢あーもー！！それでいいから！！そういうことにしておいて！！｣





なんだよ、可愛い奴め。



まぁ、ぶっちゃけどっちでもいいんだけどね。



ただ、”Aお姉さん”って呼ばれた方が母性本能が疼くといいますか……つまりアレだよ！！



コナンくんをデロデロに甘やかしたいって事だよ！！





灰原｢今回はビンタだけで許してあげる。いい？今回はちょっと向こう側がおかしかっただけで、本来は血も涙もない無情で危険な奴らなの。なんの力も持ってない貴方なんて簡単に殺されてしまうんだから……。そのことを頭に入れておいてちょうだい。でも、本当に無事でよかったわ。｣





普段あまり感情を露にしない哀ちゃんが怒ったことには本当にビックリした。



でも、あの組織の恐ろしさを良く知ってるのは元組織のメンバーだったから。



このメンツの中で1番説得力があるのは哀ちゃんだ。





『はい、深く反省してます。だから哀ちゃん、仲直りしよう？』





灰原｢な……なによ？｣





両手を広げてスタンバイ。



仲直りと言ったらコレでしょ？



哀ちゃんから来ないというのなら、私から行くぞ！！



そのまま飛びつく勢いで哀ちゃんを抱きしめた。





灰原｢ちょ！！ちょっと！！｣





『仲直り！！』





灰原｢…………別に喧嘩してた訳じゃないじゃない。｣





『でも、他にいい言葉が見つからなかった！！』





灰原｢……好きにしなさい。｣





最終的には諦めてくれて大人しくハグさせてくれた。



大人な対応！！

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