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traveler277 ページ38

でも、ずっと騒がしくしてるのも……いくら個室とはいえ他の人の迷惑になりかねない。



特にすることなし、出来ることなし、大人しくベッドに体を沈めることしか出来ない。





『もはや寝ることしか出来ない……。』





返事は返ってこない。



独り言が空間に吸い込まれていく。



何も無いんじゃしょうがない。



”昼食後は大人しく寝てるかなぁ〜”なんて思いながらただ外をぼんやりと見ていた。







*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*

ガラッ





沖矢「おや?お食事中でしたか?」





『あれ!?昴さん!!』





看護師さんが配膳した昼食を黙々と食べていると新たな訪問者がやってきた。



陣平さん、研二さん、航兄さんと並んで私を助けてくれた人、昴さんだった。





沖矢「元気そうでなによりです。」





『お陰様で。研二さんから話ら聞きました、私を助けてくれたって。こうして生きていられるのも昴さんのおかけです。ありがとうございます。』





沖矢「いいんですよ、そんなにかしこまらなくても。私はできることをしたまでです。話を聞いたということは……?」





『さっきまで零さん景光さん含めていつものメンツがきてたの。午後から出勤して行ったよ。』





沖矢「ほー……どうやらいいタイミングだったみたいですね。」





何やら含みのある言い方をする昴さん。



私、そこまで察しよくないから内容までは紐解けないぞ?





沖矢「実は、どうしても”あなたに会いたい”と言う人がいたので連れてきたんです。」






昴さんはそう言うと、個室の外に向かって声をかける。



すると、誰も触れていないはずなのに、個室の扉が勝手に動いた!!



と言うのはちょっとしたおふざけで、扉を開けていたのは哀ちゃん+コナンくん。



コナンくんは私の元気そうな顔を見ると”ホッ”と息をひとつついた。



哀ちゃんは俯いたままで私のそばまで歩み寄ってくる。



まだ、体を動かすのは痛くて、あまりスムーズに出来ないが、哀ちゃんと向き合うようにベッドに座った。



哀ちゃんは何も言わない。



コナンくんと昴さんもどうやら様子見をするらしい。





『哀ちゃん?』





促すように声をかけると小さな手がおずおずと私の手に伸びてきた。



その手はかすかに震えていて、私は思わず哀ちゃんの手を包み込むように両手で包んだ。

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癒し系猫 - 作者様!真澄じゃなくて真純ですよ! (2021年3月21日 10時) (レス) id: 5f340e67e1 (このIDを非表示/違反報告)
わらびもち(プロフ) - 273話の自分サイドの上から2行めの全身が前進になってます (2020年6月1日 18時) (レス) id: b64abaedd3 (このIDを非表示/違反報告)
- 362話の次も362話になってますよ (2018年12月10日 17時) (レス) id: bf2ef6660f (このIDを非表示/違反報告)
- んぁぁぁぁ!!更新待ってました!!いろんな人の心配(デレ)で顔ゆるみました。警察学校組と哀ちゃんとキッドが最高過ぎます・・・ (2018年12月9日 21時) (レス) id: bf2ef6660f (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - やったぁ♪♪ 最新してる。夢主も目を覚ましたし。キットが何故か見舞いにきているし……アンケートはまさかの結末だった (2018年12月9日 21時) (レス) id: d271bd57c6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆずポン酢 | 作成日時:2018年11月11日 17時

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